こんばんは。
ひろパパです。


オオクワブリードはペアリングに羽化に忙しい時期に入りましたね( ´∀`)
我が家はのんびりペアリング中です。




そんな時期ですが、標本の記事です(;´∀`)w





クワガタブリードを始めて飼育しているクワガタも増える一方ですが、どの子も愛着があり大切です(*´ω`)
どの子も大切なんですが、その中でも特に思い出深く、思い入れが強い子がいますよね(´∀`)


やっぱり思い出の個体は標本として残したい!と、
我が家では素人標本を作製しています( *´艸`)


標本に関する知識、細かいルールなど全く分からず見様見真似ですが、綺麗にかっこよく残したいですね。




今回は再展足をしてみました。




もう2年前?に何も分からずひたすら乾燥させて作ったギラファ夫婦の標本。

この夫婦から我が家のクワガタブリードが始まりましたので思い出の個体です。

IMG_1553


子供達に何度も落とされ顎は欠け・・・

無知のまま見様見真似で展足したので翅は開き・・・

オマケにセンスもないので展足もカッコ悪い・・・


IMG_1554




なので、勉強がてら再展足してみることにしました。



合わせて、昨年種親に使うも子孫を残してあげれなかったshunitさんYG16A-03も再展足してみます。

IMG_1579


この個体も改めて見ると展足が気に入りません。
IMG_1583



今回の再展足に当たってはTwitterのフォロワーさんにもアドバイスを頂きましたので以前とは少しやり方を変えてみます。



我が家の標本道具は100円ショップで揃う安価なものです。

・発泡スチロール(展足用)
・ピンセット(展足用)
・マチ針、標本針
・タッパー(軟化用)

くらいです。


IMG_1585




再展足のために、軟化から始めていきます。

IMG_1589
IMG_1561


あまり高温だと目が濁るとあちこちで目にしましたが、ぬるま湯だと軟化までにかなり時間がかかってしまうので待ち切れない我が家はかなり高温です。゚(゚´Д`゚)゚。


ぬるくなったらお湯を足しながら30分〜1時間くらい浸けています。



途中でほぐしながら何度か確認しますが、この部分ってなかなかほぐれないですよね…
IMG_1594



軟化させている間に展足用の発泡スチロールを準備します。

IMG_1595

最近は発泡スチロールを少し掘り込み、胴体が収まるように加工しています。

綺麗だな〜って思う標本を見ると、体と足が同じ高さなんですよね。

同じ高さにするためのひと手間です。

これもフォロワーさんから頂いたアドバイスを参考にさせて頂いています。




軟化させた個体のお腹を穴に収めてみます。

 IMG_1599

あら…
ちょっと小さかった…


顎が下がってしまいましたので、顎の下に厚紙を敷き少し上げました。IMG_1600




ココから針を打っていきますが、以前は真っ先に翅(少し右側)に打っていたんですよね。

翅が開く原因はそれでは?と教えて頂き、輪ゴムで体を仮固定しています。

輪ゴム固定のまま、体には針を打たずに展足していきます。



展足はある程度好みもあるような気がしますが、何度か作ってみて最近は『顎を開き過ぎない・後脚はダラっと広げない』を意識して、締まった感じが気に入っています。

IMG_1609
*微妙なところもありますが、個人で楽しむ素人標本なので良しとします。



爪もピンセットでしっかり開きます。IMG_1613





ギラファも同様に。
(ギラファも穴が小さかった…)

IMG_1568


IMG_1570




あんなに開いていた翅もバッチリ閉まりました。

IMG_1577




展足が終了したらそのまま乾燥に入ります。



以前はタッパーに乾燥材を山ほど入れて、汚れないように1頭づつ乾燥させていました。
IMG_1246




が・・・
最近は面倒くさくなってしまい(;´Д`)

我が家はリクガメゲージの上が標本乾燥場所です。
風通しが良く保温器具などの熱で常に乾燥状態なのでいいかと(笑)
IMG_1619





約1ヵ月程、良く乾燥させました。





IMG_1920

ちょっと埃っぽくなっていますが(;´Д`)



今までは乾燥処理だけでしたので、エタノールで少し拭いてそのまま標本箱に。

乾燥だけでしたが、虫が湧くとか異臭がしたことはありません。





ですが、今回からもうひと手間かけてみようと『油抜き』をやってみました。


IMG_1917
アセトン・ガラス瓶を用意しました。


油抜きは展足前に行う方法と展足後に行う方法があるようですが、今回は展足した個体でやってみます。


アセトンに浸けるのですが、そのままだと浮いてしまうのでゴムマットを底に仕込みました。
標本に打った針でゴムに刺し、浮かないように固定してみました。
IMG_1924


完全に浸かる程度のアセトンを入れて。
IMG_1952


浸ける時間は1週間と書かれているものや、2~3週間と書かれているものもありましたが
我が家は丸1日だけにしました。(せっかち)


IMG_1929



展足は微妙に崩れている箇所もありますが、再展足前に比べたら格段にかっこよく見えます( *´艸`)
IMG_1933



翅もバッチリ修正できました。
IMG_1937



左:再展足前
右:再展足油抜き処理後
再展足比較

写真では油抜きの効果が伝わりにくいですが、綺麗になり個体自体がハッキリしたような気がします。



夫婦仲良く入ってもらい飾っておきます(*´▽`*)
IMG_1956





能勢YGの方は、

IMG_2030

IMG_2033

かなり綺麗になりました。


再展足前後の比較

左:再展足前
右:再展足油抜き処理後
再展足比較




上:再展足前
下:再展足油抜き処理後
再展足比較2

完成して改めて見ると、次はもう少しこうしてみようかな?という部分が出てきますね(;´∀`)


もう少し何とかできたような箇所もありますが、
個人で楽しむには満足いく出来になったかな?


標本製作楽しい( *´艸`)



先日、全く虫を触れない知人から
『標本を飾りたい!頂戴!』と言われ嬉しくなってしまいました( *´艸`)


今後も思い出標本を少しづつ作っていこうと思います(*´▽`*)