こんばんは。
ひろパパです。


オオクワブリーダーの皆様はそろそろ蛹化、羽化時期でしょうか?


我が家も着々と蛹化に向かっているようです。



ボトルを観察していると、ほとんどが中でどうなっているのか?分からないボトルばかりですが・・・





今日、側面に蛹室を作っていた♀の蛹化が確認できました。

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通常羽化組としては初めての蛹化確認です。
(見えていないだけでとっくに蛹化しているのもいると思いますが・・・)


他はまだ幼虫の顏がチラホラ見えるボトルもありますので、ココから続々と蛹化していくのでは?と思っていますがどうでしょう・・・




蛹化が確認できても羽化まで放置するつもりですが、

・ボトル底に蛹室を作ってしまった。
・明らかに蛹室が狭すぎる。
・蛹室にキノコが生えている
・羽化してると思って掘ったらまだ蛹だった。
(・ただ掘りたいだけ)


等の状況が確認できた際には蛹を救出しなくてはいけない場面もあるかと思います。


そんな緊急事態(ただ掘りたいだけ)になった時には人工蛹室(仮暮らし)で羽化を迎えることになりますね。


もちろん、その子が作った蛹室が使えるようであれば露天掘りで対応することもあると思います。




どちらにせよ我が家ではこの時期、緊急用の人工蛹室を用意しています。

『無事に羽化できる賃貸物件(人工蛹室)とは?』と思い試作してみます。




昨年はこんな感じの人工蛹室でした。

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この人工蛹室では期待個体達が羽化しました。

蛹で★になってしまったYG17C-07以外は全て完品で羽化してくれました。



YG17C-09




上手く羽化してくれたので、今年も人工蛹室は同じような感じでもいいのかな?
とも思いましたが、蛹室サイズを定規で計ってスプーンで一つ一つ掘るのは手間がかかるなと・・・(;´Д`)



もっと簡単にできないか?


試作してみました。




タイトルw
『仮暮らしはカプセルホテル』


”簡単にすぐできる”がコンセプトです。


使用するのは定番の園芸用吸水スポンジです。

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3パターン掘ってみました。




角度・長さ等は後で調整するとして、まずは綺麗に掘れるか?


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これくらいなら合格でしょうか?


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左:径 約45mm(天井開放型)
中:径 約55mm(天井開放型)
右:径 約55mm(完全トンネル型)

どれもサクッと抜くだけなので1つ数秒で完了です。



今季の早期羽化(YG18A3-04・最終34.8g)の蛹室を計測してみましたが、直径約43~45mm程度でした。
蛹幅の約1.5倍程度と良く目にしますが頭幅30mm位大きくなってくれる子でも1.5倍で45mm。



幼虫サイズに合わない大きすぎる蛹室を作る子や、狭すぎる蛹室を作る子もいると思いますので1頭だけの蛹室を計測しただけでは参考数値としては乏しすぎますが・・・



蛹室サイズ計測からすると左(径約45mm)が良いのかな?とも思いますが、10mm程度であれば大きめにしておいた方が良いか・・・


どちらも使用してみようと思います。



完全トンネル型(右)も作成しましたが、『蛹を入れにくい・様子が見にくい』ので却下します。

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少しでも幼虫が作りだす蛹室に近づけようと、丸く抜いてみましたがこれが正解かどうかは試してみないとわかりませんね。



とりあえず、今季数頭に使用してみて、人工蛹室が原因の不全が見られたら失敗ということで使用中止しますがどうなるでしょうか・・・・




試作ホテル第1号

蛹が回転しやすいように奥を少しトンネルにしました。
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まだ蛹化していませんけどね(笑)


出来るだけ仮暮らしをしないで羽化してほしいところです。