[2019年度オオクワガタ能勢YG]戦い抜いた勇者たち・・・


2019年度の羽化もあと数頭となりました。
今年は昨年以上の羽化不全の数です。

昨年も同様の記事を書いたような気もしますし、Twitterにも不全個体ばかりUPしてしまいましたが・・・
羽化不全画像だらけの記事を書くのは我が家くらいでしょうか・・・
我が家の技術の無さです。



現実と勉強と課題と


完全に我が家の管理不足です。

2019年度能勢YGブリードはビックリするほどの幼虫体重経過でした。
結果(サイズ)が全てではありませんが、マイベストへ大きく近づいたとも思ってしまっていました。
羽化結果を見れば、不全・★の嵐。

羽化シーズンに入ってから色々な事を考えました。
温度・湿度・振動・詰め方・種親・組み合わせ・餌・他。
不全・★の原因は様々な事が思い当たりますが、一つの事に絞るのは難しいですし毎年同じ環境など作れませんので毎年の課題になりそうです。
それでも何とか出来たのではないか?と思うところは多々ありますので、少しづつ検証していけたらと思います。

体重推移や羽化ボトルの状況から期待してしまっていたのは正直なところですが、羽化シーズンで何頭もの羽化を観察し、不全を目の当たりにし考えることも多く、ものすごく勉強にもなった羽化シーズンでした。

特定のラインからではなく複数ラインから不全が多発してしまったところを見ると、完全に我が家の管理技術不足でしょう…
まだまだ勉強し、試行錯誤しなくてはいけません。


戦い抜いた勇者たち

私の管理不足にも関わらず、このまま[不全B品でした]と終わらせるのも・・・とも思い、来年の自分への戒めの為にも、今季の戦い抜いた勇者たち(不全個体達)を載せます。
あまりにも多いのでそれなりのサイズの個体だけですが他にもいます・・・

(計測写真は翅パカや尻出、顎ズレなどもありうまく測れていないものもあります。尻出は尻に触れたくないので上から当てるように計測しているものもあります。また、羽化後2~3週間程度で撮影している個体もいます。なるべく正確な数値を取っているつもりですが、まだ縮む個体もいると思いますし、あくまでも参考数値として載せておきます。)



最終 2019.12.24 40.0g
YG19B2-08 (3)
蛹化は確認していましたのでそろそろかと掘り出すと羽化途中で★になっていました。
背中・頭は割れ、足は脱げています。



YG19A2-15 (1)

YG19A2-15 (2)
翅パカ個体。
掘り出すとまだ赤みが残っていましたが翅が開いてしまっていました。



YG19C2-07 (2)

YG19C2-07 (3)

YG19C2-07 (1)
こちらも同じく翅パカ個体。
もう少しだったんですけどね。



YG19B2-04 (2)

YG19B2-04 (3)

YG19B2-04 (1)
最終 2020.02.17 41.6g
40gを超えた幼虫で初めに羽化を確認した個体です。
人工蛹室での羽化でしたが、上翅はしまったものの右下翅が外れ収まりきっていません。



YG19C2-11 (1)

YG19C2-11 (2)

YG19C2-11 (3)
こちらは露天掘りにて羽化した個体。
尻先から体液が漏れ固まったような跡があります。
尻を引っ掻いてしまったのでしょうか・・・



YG19A2-01 (6)

YG19A2-01 (4)

YG19A2-01 (1)
こちらも露天掘りにて羽化を確認した個体。
真上から見ると完品に見えるんですけどね・・・
左下翅が落ちています。
マイベストを超えるサイズだけに悔しいですね。



YG19B2-01 (3)

YG19B2-01 (2)

YG19B2-01 (1)
こちらも最終40gUPから。
掘った時には完品かと思ったんですが・・・
先程の個体同様、尻から体液が漏れ固まったような跡があります。
昨年はこういう不全はあまり見なかったような気がします。



YG19A2-13 (5)

YG19A2-13 (6)

YG19A2-13 (2)
こちらは最終38.4gから。
掘出した時にはすぐに不全が目に入りましたが、同時にその大きさにビックリしました。
こちらも尻は酷い状態、その影響か翅も閉じていません。



こちらは蛹29.8gあった個体。
YG19C2-06
両下翅とも落ちてしまっています・・・

羽化シーズン終盤に羽化した2019年度最大幼虫も・・・
YG19C2-05
こちらも両下翅とも落ちています・・・
蛹でかなりの大きさでしたが、羽化してみるとその大きさにびっくりします。
羽化からそれほど経っていませんのでまだ手に取ってみていませんがもう少し落ち着いたら手に乗せてみようと思います。


不全画像ばかりを羅列してすいません。
羽化後数日で★になってしまった個体もいますが、大きく育った幼虫の半数以上が不全です・・・



2020年度ブリードに向けて

まだ2019年度の羽化はまだ終わってはいませんし、データもまとめきれていませんが、しっかりと見返し考察しなくてはいけません。

大型を狙うブリードをしている以上、不全を0にする事は難しいのかもしれませんが2020年度は一頭でも羽化不全を減らせればと思います。

タラればを言ってもやり直せるわけではありませんので、記録としてだけ残しておきます。

限られた環境・設備ですが、少しづつ見直しやっていきます。


暗い話題の記事になってしまいましたが、嬉しい事もありましたので羽化が出揃い本計測が終わり次第、区切りとして羽化報告記事はまとめます。