犬を飼育することについて書いてみる

犬



以前、一度だけ犬についての記事を書いたことがありますが数時間で削除しました。

クワガタや爬虫類に関することばかりの当ブログですが、我が家はみんな犬が大好きです。
以前の記事は下書きに戻さずに削除してしまったので書き直しです。


犬について色々と思うことがあり再度、犬について記事を書いてみます。
色々とあるかと思いますが、私感での内容です。

とても1つの記事では書ききれなそうなのでサラッとだけ。








日本における犬の飼育頭数と現状

令和元年における日本の犬の飼育頭数は約8,797,000頭のようです。
*2019年10月現在 日本ペットフード協会調べ

この数字は日本の世帯数の12.55%。
飼育世帯の平均飼育頭数は1.23頭だそうです。


2015年から年々減少しているようですが、879万頭って凄い数字ですね。
現在は猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回っているようです。

反対に、犬の処分数は7,687頭。
(2019年 出典:環境省ホームページ
処分数も2015年に比べると約半数になっています。


合わせて、公益社団法人日本獣医師会HPに家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査というものが載っていましたので見てみました。

犬の入手方法は39%がペットショップでの購入。
知人から譲ってもらう方が23%
ブリーダーさんから購入が19%
だそうです。

ブリーダーさんから迎え入れる方は約2割しかいないんですね・・・


また、”動物を飼う上で困ること”とあり、
”旅行や外出がしにくい”というのが63%。

・・・

これは犬が困ること。ではないのか?と思いますが。

”飼い主に飼われる上で困ること”
そんなこと分かった上で可愛い可愛いと飼われたはずなのに、旅行がしたいのに犬がいるから困ると言われること
 
こっちの方がしっくりくる。




飼い主の意識と知識?


海外のペット先進国ではペットショップで犬を販売していることはほぼないそうです。
ほとんどがブリーダーやシェルターから。
もちろん日本と同じように販売している国もあるようですが。

上で書いたように日本はペットショップで迎え入れる方が39%。

以前は(今も?)ペットショップで犬を購入する方の中には、『こんなに大きくなるなんて思わなかった』と成犬のサイズすら知らないで購入する方や、酔っ払った勢いで『この犬もらっていくわ』とつれて帰る方もいるほどです。
アルバイトの子がマニュアル通りの説明で犬を販売する。
吠えない犬はどれですか?
毛が抜けない犬ください…

現在は少しずつ動物愛護法が整備されてきましたが、少し前まではインターネットで犬が販売されていましたからね・・・(*現在は現物確認・対面説明が義務付けられています)

海外ではベビーカーを片手に大型犬を引いてレストランに入る。
日本では想像できませんね。
海外先進国とは犬に対する意識とモラルと現状とかなり違うようです。

犬を飼育している方を見ると、すごく犬を可愛がってる方が多いですよね。すごく。。
『うちの子は良い子。』『うちの子はいいの。』と。
”うちの子はノーリードでも逃げないし噛み付かないからいいのよ”
根本的に全てを間違えてます。
極端ですが、『うちの子は噛まないから大丈夫。』と蛇を散歩している人がいたらどう感じますか?
大小ではなく、犬が怖い人にとってノーリードの犬は同じようなものかもしれません。
そもそもノーリードで散歩されているその子は安全ですか?
”外に放してやればそこらへんを散歩して勝手に帰ってくるから”なんて問題外です。

気軽に飼育する方も多く、イメージだけで飼育を始める。
可愛くて・人懐っこくて・従順で。
それが飼い始めると・・・

小型犬は簡単に飼える。ハムスターを飼う感覚。放っておいてもいい子に育つ。
日本の犬に対するイメージや意識はこんな感じではないでしょうか?
日本では、『躾られている犬=凄い』、海外では『躾られていない犬=恥ずかしい』

海外先進国では子供よりも犬のほうが手がかからないと思っているくらいの意識のようです。

それは特別なトレーニングではなく、飼い主の意識一つで変わることかもしれません。

飼育しているほとんどの方が問題なく飼育されていることと思いますが、少し大袈裟に書きました。

犬の躾って?

犬の躾って何でしょうか?

”オテ”ができることではなく、ボールを持ってくることでもなく・・・

『人間と犬とお互いがストレスなく幸せに過ごす事に必要な事。』だと思います。
オテができなくてもボールを持ってこなくても躾ができている犬はたくさんいます。

それってどういうこと?
どういう躾が正解なの?


例えばね。
『吠える犬』。
躾られていない犬だと思いますか?

マンションで飼っているのに留守中に人が来ると吠えているようで苦情が来て困る。
→何があっても吠えないで欲しい。
番犬として外で飼っているのに宅急便にも尻尾を振って番犬になっていない。
→きちんと番犬になって吠えてほしい。

どうですかね。
飼い主の勝手ですね。

よく、『犬の問題行動』って言いますよね。
それって人間にとっての問題であり、犬にとっては問題ではありませんよね。
吠えて怒られるんですから・・・
なので、『人間と犬とお互いがストレスなく幸せに過ごす事に必要な事。』が躾なのだと思います。


何気ないことでも躾だと思います。
犬を連れて入って良い公園があるとします。
お散歩の途中でベンチに座り休憩中。
・犬や人が通るたびに吠えて騒ぐ。
・飼い主に合わせてリラックスして座っている。
こんな何気ないことでも後者は躾ができている犬だと思います。
そして、”何もしていないのにこれができる犬”は知らないうちに飼い主が良い対応ができている事なのだと思います。

人間と犬が一緒に生活することを決めたのは人間。
犬に人間に合わせて生活してもらうのに何もせずに「犬が」という人間。
その人間のライフスタイルも様々。

お互いになるべくストレスがないように躾をし、お互いに歩み寄り、より良いドッグライフを送る。
求めるものや環境が違うのであれば、躾の仕方もそれぞれ。
人間に危害を加えないことは必ず必要でしょうし、人間が犬の体を触れることも必要でしょう。
そのために躾の勉強をするのは必要な事だと思います。
そうすれば素晴らしいドッグライフが送れるような気がします。



躾とトレーニングと環境

躾をするためには特別なトレーニングが必要ですか?

どうすれば家具を壊さなくなりますか?
どうすればゴミ箱をあさらなくなりますか?
どうすれば散歩で引っ張らなくなりますか?
どうすれば吠えなくなりますか?
どうすれば噛まなくなりますか?

よくTVで『一瞬でダメ犬が賢くなった!」みたいな番組をやっていますね。
あれをそのままやろうとしても上手くはいかないと思います。
そんなにすぐに問題が解決したらトレーナーさんはいりません。


『うちの柴犬がお散歩で引っ張って大変なのよ・・・』
おばあさんが柴犬を散歩している風景ってよく見ますよね。
のんびり散歩しているおばあさんをこれでもかと引っ張る柴犬を見たことありますか?
いや、危なくて散歩をしていないだけかもしれませんが、のんびり柴犬と散歩している光景がすぐに浮かびます。
躾の根本って、あれが正解だと思っています。
おばあさんは走れないんですから。


自宅に迎え入れる前にゴミ箱を手に届かないところへ置いて、認識させることがなければ漁ることも無いのではないでしょうか?
一緒にストレスなく生活するための躾は、環境作りでもかなりの部分ができることだと思います。
原因を見ることが大切かと。
なんでゴミ箱を漁るようになったのか?
なんで家具を壊すようになったのか?

もちろん特別なトレーニングをしなければできない”芸”もあるでしょう。
それは環境ができてからのことだと思います。

噛むこと”だけ”をピタリとやめさせようとするのが問題です。
本当に問題は噛むこと”だけ”ですか?


犬は犬です

犬は家族です。
かけがえのないパートナーになります。
ペットとして飼われた犬は飼い主がいないと生きていきません。
思いっきり可愛がってあげたいですね。

ですが、犬は犬です。


うちの子はお姫様だからいいの。
おいしいお肉を食べさせて、お洋服を着せて、車で移動するの。
ケージに入れるなんて狭くてかわいそう!
吠える原因や様々な問題の原因はそれかもしれませんよ。



写真も無い記事をダラダラと、決定的なことも書かずにぼんやりと記事にしました。


なにが言いたかった記事かというと。


ひろパパ そのうち犬を飼います(笑)
そのうち。

終わり。