爬虫類飼育新たなブリードへの挑戦

新たなブリードへの挑戦


新たなブリードへの挑戦を始めました。



いや、挑戦というよりもすでに成功しています。
今回はそこまでの記録を。




爬虫類飼育になくてはならないもの。


虫餌。


多くの人工飼料が販売されていますが、虫餌は爬虫類になくてはならないものかと思います。

虫餌といっても種類は様々。

我が家は冷凍コオロギをメインに与えていますが、活餌もまだまだ何かと使用します。

活餌の中でも色々あるわけですが・・・
代表的なものでは、コオロギ・ディビア・レッドローチでしょうか。
ワーム→栄養面で不安があり未使用。
レッドローチ→見るからにゴキブリなのでカミさんにバレたら・・・なのでNG
ディビア→一番管理が楽そうですが、やはりゴキブリなのでカミさんNG

ということで必然的にコオロギ一択になるわけです。

活餌の管理。
すぐ食べさせるし・・・なんて、今まではあまり重要視していませんでした。

クワガタに使用しているコバエ侵入防止ケースに入れて数日以内に食べきる量しか購入していなかったのですが、まぁ落ちる・・・
翌日には1/3は★になってるんじゃないかと思うくらいバタバタと・・・

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流石に★が多すぎる!とコオロギの管理の方法を調べました。

原因・・・蒸れ。

適当に管理していた我が家のコオロギ死因はこれしかない・・・
と、コオロギ管理環境を作ることにしました。

衣装ケースで管理される方が多いようですが、我が家には広いスペースがありませんので空きスペースに収まる少し小さいコンテナケースを用意しました。
なるべく大きい物をと思いましたが、100匹程度ストックできればいいやと380mm×250mm程度の大きさです。
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ぶち抜きます。
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底も蓋も・・・


コオロギストックケースの為にそこまで丁寧にやる必要もないかと思いながら・・・
グラインダーで切断しましたので熱により溶けてバリが出ますので、少しだけミニルーターで成形しました。
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ぶち抜いた底と蓋には鉢底ネットを取り付けました。
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いや、コオロギ入れるにしたって、底ぶち抜いたらゴミ落ちるやん・・・・



もう1個あるんですw
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ということで完成形。
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とにかく通気性を確保。


鉢底ネットは網目が大きいですが、Mサイズのコオロギでは脱走することはできません。
中には卵パック。
底もネットにしたことでコオロギの餌も落ちてしまうので、コオロギの餌は器(タッパーの蓋)に置いています。
下の段には乾燥材を入れてあります。
とにかく湿気を除去。
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底を鉢底ネットにしたことでコオロギの糞や食べ残しは下へ落ちていきます。
コンテナケースを重ねたことにより、重ねたケースを取り外せばゴミだけを簡単に捨てられる。
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今まではコオロギを別のケースに全て移し、掃除して元に戻すという作業が大変でした。
このケースを自作して管理してみましたが、メンテナンスがもの凄く楽になりました、
餌をあげるついでにゴミだけ捨てれば常に清潔です。

¥2,000程度のコストでここまで管理が楽になれば大満足です。

そして何より、この管理ケースに変更してからはほぼ★になることはなくなりました。
餌もよく食べ、良い状態の活餌キープが可能に。
コオロギは丸々と太り、ぐんぐん成長していきます。
やはり今までの★は完全に蒸れ・通気性の問題でした。
もっと早くやっておけば良かった・・・



しばらく使用し、ふと思いました。

我が家にはレオパベビーやニホントカゲ等、Sサイズを食べる子もいるのでもう一つ必要なのではないかと・・・
たくさんのコオロギの中からSサイズだけを取り出すなんて困難ですw


いや・・・

待てよ・・・・


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下段に入れてみましたw


2階建てです。
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Sサイズのコオロギが欲しい時には上の階を外せばすぐに取り出せます。
掃除をするにはひと手間増えますがSサイズのコオロギならば取り扱いは大変ではないので、小さいスペースで2種類の大きさを分けて管理できる方がメリットが大きいです。

が・・・・
(*やはり掃除が面倒になりw、現在はSサイズでもLサイズでも上段に入れて管理しています。)



こうして、活餌の管理が楽になったことにより最近は活餌メインになってきています。

こんなにコオロギの管理が楽なんて・・・


新たなブリードへの挑戦です(笑)


ストック用とは別に管理ケースを用意。
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通気性の大事さは十分に分かりましたので・・・
ぶち抜きます。
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鉢底ネットを取り付けて準備完了。
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種親にと翅サイズのヨーロッパイエコオロギを10匹だけ買ってきました。
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中には卵パックと餌皿。
コオロギの餌はコオロギフードとプロゼリーです。
水分はプロゼリーだけで十分のようで、この餌でぐんぐん育ちますね(*´ω`*)
そして、産卵床にとタッパーに足場を取り付け、中には湿らせたティッシュを。


数時間後にはこの通りです。
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♀コオロギはどんどん集まり、産卵管をしきりに突き刺し卵を産み付けはじめました。

ティッシュをめくると、無数の卵を確認できました。
(ピンボケ失礼・・・・)
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産卵床は入れっぱなしにしてしまうと、どんどんボロボロにされてしまうので2~3日ごとに取り出し、ビニール袋に入れビッチリ縛ります。
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このまま常温放置!!!!


・・・・・・


・・・・・・


うまくいくのか?


・・・・・・



約2週間後。
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うまれ⤴︎てる⤵︎

うまれ⤴︎てる⤵︎
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ミクロコオロギが大量に孵化しています。

大成功w

コオロギブリード。うまくいきました(*´ω`*)

ビニール袋に産卵床を入れて待つだけの簡単ブリード。
手間なく増やせるなら、やる価値はありますね。

と、いうことで、コオロギ繁殖までのまとめでした。

今回はヨーロッパイエコオロギで挑戦しましたが、コオロギ管理に少し自信がついたことから最近はフタホシコオロギに変更しました。
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近いうちに翅サイズのフタホシコオロギを買ってきてまた挑戦してみようと思います。