【レオパ飼育】いくら、母になる。



いくら、母になる

我が家の愛娘が母になるまでの記録です。

ダラダラと1stクラッチから現在までの記録を書いたら長くなりました。






いくらちゃん


毎度毎度のご紹介になりますが、我が家で初めてお迎えしたレオパ。
それが『いくらちゃん』。
IMG_5737

初めてのレオパということもあって、
それはそれは愛情をかけて飼育されてきました。
IMG_5918

レオパ達もそれぞれ個性がありますが、いくらちゃんはとにかく穏やか。
素早く動くところなんて見たこともなく、ハンドリングもされるがまま。
子供達も大好きで家族のアイドルです。

小さい時から餌をあまり食べてくれず、我が家で一番食が細い子です。
食べてくれないことが心配で、必死になって食べてもらおうと冷凍コオロギ・人工餌・活ワーム・活コオロギ等々、色々なものを試しました。

飼育環境もソイルやキッチンペーパー等々、初めての子ということもあり”レオパ飼育”について一番色々な事を試したのがいくらちゃんです。

そんないくらちゃんもこんなにグラマラスな美人さんに。
IMG_7446


そんな我が家の愛娘がお嫁に出たのは(出て行ってはいませんがw)4月10日。



それからこの3か月の経過記録を。




産卵経過

雲丹とのペアリングからしばらく経ったある日。

待ちに待った1stクラッチ。
それは5月4日でした。
最初のペアリングから24日後です。
いくら1クラッチ目
気が付いた時にはこの状況。
いくらが産んだ!産んだ!!
しかし卵は一つしか見当たらず・・・
産卵が少しズレたのか・・・覗いたタイミングが悪かったか・・・

取り出した卵はしっかりと発生を確認。
ホッと一安心でした。
いくら1クラッチ目 (2)


同日か翌日にはもう1つも産んでくれると気にしていましたが、なかなか出てこない・・・

いくらちゃんはお腹がパンパン、食欲ナシ。

もう1つはまだお腹の中か・・?
それとも最初から一つしか抱卵していなかった?

頭の中に”卵詰まり”という文字がよぎります。

その後も産まず、いくらちゃんの様子を気にする毎日。
産卵後の食欲もなし、お腹はパンパン、動きを見ると明らかに普通ではない様子。

1stクラッチの1つだけの産卵から10日後のいくらちゃんの様子がこちら。
いくら1クラッチ目無精卵
苦しそう・・・(´;ω;`)
もう気が気じゃない・・・

水だけでも飲んでもらおうとシリンジで舐めさせたりしていましたが、とにかく心配。

とにかく元気になってもらいたい。
明日改善しなければ獣医さんに診てもらおう。
うん・・・
そうしよう。

そう思った翌日。

あれ?
いくら1クラッチ目無精卵(2)
産卵床ではなく水入れの横、キッチンペーパーの上に産み落とされていました。

はっきりと卵詰まりだと断言できるほどの知識と経験はありませんでしたが、
・1stクラッチから11日であること
・産卵後もお腹はパンパンの状態が続いていたこと
・産卵後もほとんど食べていないこと
からも1stクラッチの1つが残ってしまっていたと判断しました。


とにかく・・・・良かった・・・・





5月22日 2クラッチ目産卵。
今回も卵1つです。
健康そうな卵。
2クラッチ目は産卵前から1つしか抱卵していないような様子でした。
いくら2クラッチ目



1クラッチ目 5月4日産卵
1クラッチ目残り卵 5月15日産卵
2クラッチ目 5月22日産卵 (1クラッチ目から18日)

この2クラッチ目までの様子を見て、少し考えてみました。
2クラッチ目の卵は1クラッチ目の(5/4)産卵後から作られ始めていたが、1クラッチ目の1つが残っていたためお腹がパンパンになる。→2クラッチ目の卵が大きくなっていくことによって1クラッチ目の残り卵が押し出されるように5月15日に排出された。
と解釈しました。


3クラッチ目はうまくいってもらいたい。
とにかく無事に産卵が終わりますように・・・
抱卵は確認できましたので、とにかく食べて栄養を付けてもらうことに専念していましたが・・・
6月5日 産卵床に異物確認。
いくら3クラッチ目
写真には少ししか写っていませんが、通常の糞とは違う、固形物はないドロっとしたもの。
なんだか卵が流産してしまったのでは?・・・
と思っていますが・・・

いくらちゃんは体調悪くなさそうですが、何があったんでしょうか・・・
いくら3クラッチ目 (1) (2)
なるべく栄養を摂らせようとダスティングも注意していますが、食べてくれないとそもそも栄養になりませんからね。
ケージ内には置きカルシウムもしていますが、舐めているところを見たことがありません・・・
あかりちゃんの産卵期間中に比べると、いくらちゃんは相変わらず食べる量が少ないです。



6月14日。
3クラッチ目産卵確認
いくら3クラッチ目 (2) (2)
3クラッチ目も有精卵を確認できました。
やはり1つは溶けてしまっていたようで、今回も産卵は1つのみ。


4クラッチ目も産卵予定日少し前に無精卵を産卵。
無精卵産卵から数日後・・・
6.26 4クラッチ目
こちらは有精卵を確認。


ここまでの経過を観察すると、2つ同時に産むことはなく、無精卵が先に排出される。
その数日後、有精卵を産卵する。
という産み方・・・
有精卵は1つずつしか産めないのかな・・・
2つ同時に産卵すれば一度に済む産卵も回数が増え、産卵間隔も短くなりますので体への負担が心配ですね・・・


5クラッチ目は・・・・
7月7日。
07.07 5クラッチ目
やはり先にダメな卵が出てきました・・・
有精卵はしっかり産卵床に産んでくれますが、ダメな卵はキッチンペーパーに産み落とすんですよね(;´Д`)


その3日後。7月9日。
07.09 5クラッチ目
産卵確認。
やはりこのパターンのようです。

レオパブリードにおいて、1つしか産まない♀や無精卵ばかり産む子、なかなかハッチまでいかないライン等々あるようです。

いくらちゃんもなかなか安定しない産卵経過ですが、1つずつでも頑張ってくれています。
とにかく産卵が無事に終わりますように・・・
元気なベビーに会えますように・・・



そしてついに・・・


それは7月7日。七夕。

仕事から帰宅し、ふと見ると・・・・

HEB21B-03

産まれてる!!!
産まれてる!!!
産まれてる!!!



あのいくらちゃんがついにママに・・・

いくらちゃんの子供が見たい!!と始めたレオパブリードですので、もう感無量です。
もう無条件に可愛い。


ハッチしたばかりですのでまだあまり弄らないようにしていますが、パッと見た感じはノーマルアイではないようです。
HEB21B-03(2)



ハッチしてきた卵は2クラッチ目の卵。
1クラッチ目の卵はカビもなく凹みありませんが、69日経過してしまいました・・・
先日キャンドリングした際には中で動いているものがありました。
70日程度でハッチしてくる個体もいるようですので希望は捨てず、まだ諦めずに管理しています。





現在までの産卵データもまとめておきます。(赤字は予定)

いくらブリード記録


何クラッチ目まで産卵してくれるか分かりませんが、まだまだハッチの楽しみは続きますし期待して待ちたいと思います。
アルビノも見たいなぁ・・・


とにかく、いくらちゃんのベビーに会えてよかった。
すくすくと成長してくれることを願うばかりです。