【2020年度オオクワガタ能勢YG】2020年度ブリード振り返り・まとめ
2020年度は我が家にとって衝撃の羽化結果になりました。
正直、こんなにサイズある個体が出てくれるとは思ってもいませんでしたので、ただただビックリしています。
毎年、羽化後はまとめ記事を残していますので今年もまとめて20年度ブリードの締めとしたいと思います。
2020年度記事振り返り・まとめ
2020年度がどんな年だったか記事を見返しました。こちらにまとめておきます。
2020年度オオクワガタ能勢YGブリード
カテゴリリンク
相変わらず悩んで始まった20年度でしたが、強烈な思いを込めて始まった2020年度ブリード。
2本目への交換時には大きいバラつきやAve.が落ちていたことに不安を覚えていました。
結果、2本目への交換時に1頭も30gを超えていないラインからも特大が羽化してくれましたので、我が家での1本目の経過の見方は今年からは少し変わりそうですね。
3本目への交換時も管理頭数は増えたのに37gUP幼虫が前年より減っていることに不安になっていました・・・
♂78頭中35gUPは43頭(55%)でした。
20年度は4本目も多用しました。
結果として、20年度は羽化が遅れましたので4本目に交換しておいて良かった・・・という感じです。
3本では我が家では厳しいですね。
そんな色々な不安と期待を抱きながら迎えた羽化シーズン。
なんと!1頭目からマイベスト達成に大興奮。
ずっと大興奮の羽化シーズンでした。
こうしてその時感じた事・まとめたデータを記事として残しておくことでいつでも振り返って確認できるのでブログは良いですね。
振り返り
19年度は不全の嵐に落ち込んだ年でした。少しでも改善できればと色々と19年度とは変えて管理した20年度でした。
2019年度との比較で変更点を記録しておきます。
管理温度は1本目から羽化ボトルまで若干変更しました。
(変更したといってもブレブレですので私の感覚での管理の中でです。)
1本目~3本目は少し高めでの管理(我が家比)でした。
成長させるときにきちんと成長させないとしっかりとした幼虫は作れないのではないか?という疑問と、87.5mm種親に期待し少しでも体重を乗せて安心したい!という気持ちの中での高め設定でした。
ですが1本目では思いとは逆に体重は乗り切れず・・・
なかなかうまくいかないなぁ・・・と強く感じたのを覚えています。
冬温度も2018年度のデータを見返して2019年度よりも1~2度低く長く設定しました。
この冬温度に関してはかなり悩みました。
羽化ボトルに関しても、2019年度とは変更しています。
2019年はチャレンジだったと思いますので失敗が良い教訓になりました。
やはり実際に自分でやってみないと何事も、数字でみるデータもそうですが感触というか手ごたえというか…分かりませんね。
温度記録は以前まではエアコン設定温度と実温度をメモ書きしていました。
現在はデータロガーを導入しましたので、上下段に1つずつ配置し記録させCSVファイルで出力しExcelデータにまとめています。
温度をうまくコントロールできなくても、実温度はしっかり記録し現状把握はできますからね。
Excelの温度管理表を作製したことにより一目瞭然に分かるようになりましたので、今年もデータを見返しながら同じ管理を目指す”つもり”です。
もう1つは湿度の管理。
19年度の羽化シーズンには梅雨時期の超多湿環境で決していいとは言えない環境でしたので、20年度から除湿機を導入しました。
ひろパパ@hiropapa01これにより羽化ボトルを最悪の環境からは免れたような気がします。2019年度ブリードの不全多発の落ち込みを見て、カミさんが『何か好きなもの買いなよ☺️』と。(感謝🙏)
2020/07/26 14:10:38
プレス機…冷やし虫家…種親補強…
パッと頭に色々な物が浮かびましたが、私は…
除湿機買いました🙄👍
加湿空気清浄機と2ショット… https://t.co/ZEdpIT4JmP
菌糸の詰め方はそこまで変えていません。
相変わらずの自作プレス機での自詰めボトルで乗り切りました。
詰め方ももっと試したいことがたくさんありますので少しづつやっていこうと思います。
現在、2021年度幼虫も2本目への交換を始めていますが、一つ分かったことは800ボトルの詰め方が思うようには出来ていない…
昨年もあまりうまくいっていませんでしたので少し変えたつもりですが、詰め方があまり良くないようですのでもう少し色々と試してみる必要がありそうです。
羽化ボトルを観察すると、例年よりも汚れたボトルが多かった印象です。
劣化が進んだボトルに不安も覚えましたが、とにかく触らずに、信じてこのままやってみようと放置しました。(結局は蛹で掘りまくりましたがw)。
人工蛹室に入れたのは5~6頭?でしょうか。
除湿機の影響か?蛹室は状態が良い物が多かったように感じます。
良い個体の羽化も目立つ中、羽化途中で★の個体も。
羽化途中(脱いでる最中)に★になっている個体や、羽化直後に★になっている個体。
ひろパパ@hiropapa01本当に電池が切れたように・・・絶賛♂ボトル掘り出し中…
2021/08/11 23:32:36
不全や★もチラホラ出てしまっていますが、こんなに綺麗に落ちてしまっている個体は初めてです。
上翅はバッチリ閉じ、良い顎がついているだけに悔しいですね…
羽化で体力使い果たしちゃったのかな… https://t.co/dZyjUPS6WP
他にも不全個体も少なからず出ています。
今年も色々と試行錯誤したことで、我が家なりのブリードスタイルが少しだけ確率されてきたように感じますが、まだまだ分からないことだらけの感覚ブリードですので今年も感覚ブリードで楽しみます(笑)
データを振り返る
羽化も出揃い、ブリードデータも見返しています。体重の推移や使用ボトル、喰い方等々見返していますが、見れば見るほど分からなくなりますね。
こうやったから、こうしたら良かった。とハッキリ言えるものは我が家の管理頭数ではなかなか見つけられません。
全体の管理環境では昨年よりも今年の管理が良かった。とは言えるかと思います。
ボトル自体にも色々と変化をつけてみていますが、ハッキリとした手応えはなかなか難しいです。
同じように管理をしているつもりでも違いは出てきます。
体重推移一つ見ても、
この個体は1本目で30gUPし、そのまま体重増加し2本目で37.8gへ。
3本目では35.7gに少し減少し4本目で羽化へ。
羽化サイズは87.8mm。
同じ餌、同じような交換サイクルのこちらの個体は、
1本目では18.7gまでしか体重が乗らず・・・
しかし2本目で驚異の18.8g増。
3本目ではさらに体重を増やし39.5gへ。
4本目で羽化し、先ほどの個体と同じ羽化サイズ87.8mmで羽化。
同じ餌、同じ環境で飼育してこれだけの差が出ますので”個体の力”というのでしょうか、私には途中経過での様子で"期待できる幼虫"とか分かりません。
分かることは1本目で10g台でも、どんな幼虫でも大事に飼育すれば大きくなってくれる可能性は十分にある。ということくらいでしょうか。
もちろん最終体重(最終交換時の体重)ではそれなりの体重がないと難しいのかもしれませんが・・・
(我が家では最終ボトルでの交換体重からの予想を大きく上回る羽化サイズはなかなか出ませんので・・)
ですので、もちろん途中経過で大きな幼虫が出れば期待度もテンションも上がりますが、途中経過ではまだまだ分からない。という事が分かりましたのでwとにかく信じてやるだけですね(笑)
でもやっぱり体重は最初からどんどん乗って欲しい・・・w
もう一つ再確認できたことは、管理環境ももちろん大事かと思いますが、血の力・組み合わせ・個体の力は大きいということ。
それ以前に同じ種♂を使用しても合わせる種♀によって違いが出るように、個の力・血の力はとても大きく組み合わせはとても重要だということ。
毎年悩む組み合わせですが、今年も悩むことになりそうです。
羽化データとしては、
1本目投入数 164頭
♂頭数 78頭(2本目投入時頭数・秋採れ幼虫含まず)
85mm台 9頭
86mm台 3頭
87mm台 7頭
88mm台 2頭
89mm台 1頭
90mm台 1頭
計 23頭
もう…信じられない結果になりました…
2020年度の管理表もUPしております。
2020年度管理表
エンジョイブリード!!
上で色々と書きましたが、我が家の管理は杜撰なものです(笑)
飼育スタイルは人それぞれ多種多用かと思います。
みなさんがそれぞれ限られた環境で工夫をし、オオクワブリードを楽しまれていると思います。
楽しみ方や目指すところは色々ですからね。
我が家のスタイルは無理せず(コスト的にもスペース的にも家族的にも)、とにかく楽しめること。
飼育スペース・管理はメタルラックにボトルを並べ、エアコンをつけっぱなしにしているだけです。
管理している部屋には家族は頻繁に出入りし、ドアの開けっ放しもしょっちゅう、遮光なんて一切なしで照明は煌々と、ラック配置の真上の部屋では子供たちがドタバタ大暴れ・・・
先日はカミさんが気をきかせ掃除機をかけてくれいましたが、羽化ボトルラックにガツガツぶつけて隅々まで綺麗にしてくれていましたので、今後は自分でやるからいいよ(*´ω`*)と感謝を伝えておきました(笑)
こんな状況でのブリードですので、温度は1~2度ブレるのは当たり前です。
以前は環境を気にして、もっとどうにかできないか?と考えていました。
しかし、我が家での環境を考えるとそれなりの頭数を飼育するにはこれ以上は不可能と判断し、現在の状況でどう管理するか?の考えにシフトしました。
甘い基準を設定し(2度はブレてないから…だ、大丈夫wみたいな)、とにかく怒られないよう整理整頓しw、子供達と遊ぶ時間を作るためにクワ作業は早朝か夜中。
我が家はそんなスタイルです。
飼育データ管理はもちろんしっかりやりますが、環境については今後も厳密な管理はできそうにありませんので、飼育スタイルは変わらず無理せずやっていこうと思っています。
(厳密な管理をしないと素晴らしい大型個体は羽化しない気もしますが・・・)
楽しんだ結果、納得・満足できる個体が羽化してくれればいうことなしですからね。
楽しんだもん勝ち!!
エンジョイ!オオクワブリード!!
コメント
コメント一覧 (2)
今晩は!
失敗から学ぶもの!
検証と考察!!
感性とエンジョイ!!!
失敗したと感じない!
その場しのぎ!!
惰性で仕方なく!!!
そりゃ、差が出るわけだ ( ;∀;)
hiropapa01
がしました