2022年度オオクワガタ能勢YG産卵セット割出し


産卵セット割出し





産卵シーズン到来


ブログやTweetでも産卵セットの話題が多くなってきました。
例外なく我が家も産卵セットを組んでいます。


全て自作植菌材でのセットでしたが、全ての♀が産卵木を齧り産卵行動をしたのは大きな収穫でした。
毎年齧らない♀がいますからね。
この結果には少しビックリでした。
ペアリングまでの♀管理、ペアリングは間違いなかったという事でしょうか。

これはすぐにキャパオーバーの爆産連発か!?なんて期待していましたが、やはりそんなに甘くはありませんでした。

割出し状況は随時Tweetしていました。
一度Tweetし始めたら全てのセットをTweetしなくてはという訳の分からない義務感に襲われw

過去最多ライン数ですが、一回目のセットでは思うように採れていません…





産卵セット割出し


それでは我が家の産卵セットの経過をUPしておきます。

当ブログはとにかく記録のブログですので、全てのセットで、
・産卵セット割出し前
・割出し卵
・割出し結果
を撮影していますのでズラッと並べます。

割出した時系列ではなくライン順に並べています。


長いです…
お暇な方だけどぉぞw




YG22A1ライン
種♂ 89.2mm ひろパパ YG20A1-10
種♀ 53.2mm アトム氏  YG2004-16


A1

YG22A1 (2)

YG22A1 (3)

YG22A1 (4)

YG22A1 (1)

今季の1番ラインです。
期待に応え1発で決めてくれました。
13日間で25卵。
既に孵化も確認していますので一安心です。
今年も何かやってくれるかと楽しみです。




YG22A2ライン
種♂ 89.2mm ひろパパ YG20A1-10
種♀ 54.0mm B団とも氏  897×527


A2

YG22A2 (2)

YG22A2 (3)

YG22A2 (4)

YG22A2 (1)

凄く楽しみにしていたライン。
こちらも産卵木の様子からそれなりに採れると期待していたのですが割出してみると大量の赤卵…
割っても割っても赤卵…
15卵以上はありました。
6卵だけ赤くない卵もあり、割出し結果は6卵としましたが…
ダメな可能性が高いですね。
これはこのまま産卵木を入れ替えても上手くはいかないと再ペアリングを行いました。
現在2セット目へ投入中です…
齧ってはいますがどうでしょうか…
何とか採りたいところです…




YG22B1ライン
種♂ 88.3mm ひろパパ YG20A1-13
種♀ 56.5mm ひろパパ YG20C2-21


B1

YG22B1 (3)

YG22B1 (4)

YG22B1 (1)

YG22B1 (2)

Aラインと同腹♂のBラインですが、こちらもやってくれました。
15日間で25卵。
マットからも2卵出てきました。
90.1mm同腹56.5mm♀、期待したいと思います。




YG22B2ライン
種♂ 88.3mm ひろパパ YG20A1-13
種♀ 54.0mm ひろパパ YG21B1-07早期


B2

YG22B2 (2)

YG22B2 (3)

YG22B2 (4)

YG22B2 (1)

こちらは早期♀(50g幼虫同腹)を使用したライン。
早期♀はなかなか難しいところがありますので産んでくれれば…と思っていましたが何とか11日間で8卵。
卵も何とも微妙ですので2セット目へ投入しています。
数卵でも追加したいところ。




YG22C1ライン
種♂ 90.1mm ひろパパ YG20C2-10
種♀ 55.0mm tamushin氏 20YGB1-02


C1

YG22C1 (2)

YG22C1 (3)

YG22C1 (4)

YG22C1 (1)

C1ラインは我が家の901とtamushinさんから補強させて頂いた♀のコラボライン。
901もtamushinさんから補強させて頂いた♂ラインからの羽化ですので期待せずにはいられません。
流石、産卵master tamushinさんの♀。
何なりとキッチリ産んでくれました。




YG22C2ライン
種♂ 90.1mm ひろパパ YG20C2-10
種♀ 56.0mm アトム氏 YG2003-01


C2

YG22C2 (2)

YG22C2 (4)

YG22C2 (3)

YG22C2 (1)

こちらも補強させて頂いた♀ライン。
マットに卵を確認していましたので爆産を期待しましたが15日間で12卵。
楽しみです。




YG22C3ライン
種♂ 90.1mm ひろパパ YG20C2-10
種♀ 56.5mm ひろパパ YG20A4-02


C3

YG22C3 (2)

YG22C3 (3)

YG22C3 (4)

YG22C3 (1)

こちらは9日間で割出しました。
空砲・無精卵も見受けられましたが何とか9卵。
まだ孵化を確認していませんが、このラインは9卵でいきます。




YG22D1ライン
種♂ 87.5mm ひろパパ YG20C2-01
種♀ 55.0mm ひろパパ YG20A3-05


D1

YG22D1 (2)

YG22D1 (3)

YG22D1 (4)

YG22D1 (1)

D1ライン。
♀選びアンケートNo.1個体。
顎欠けにもかかわらず1番の産卵数、14日間で27卵!
やってくれました。




YG22D2ライン
種♂ 87.5mm ひろパパ YG20C2-01
種♀ 53.0mm ひろパパ YG20A4-26


D2

YG22D2 (2)

YG22D2 (3)

YG22D2 (4)

YG22D2 (1)

こちらも早期♀を使用したライン。
10日間で20卵。
今季羽化を期待しているYG21A1ラインの早期♀ですのでこちらも楽しみです。 




YG22D3ライン
種♂ 87.5mm ひろパパ YG20C2-01
種♀ 54.5mm ひろパパ YG20B1-03


D3

YG22D3 (2)

YG22D3 (3)

YG22D3 (4)

YG22D3 (1)

こちらも産卵木の様子からもう少し採れると思いましたが、空砲・無精卵多数。
何とか6卵採れましたが…
無事に孵化してくれるでしょうか…




YG22E1ライン
種♂ 87.8mm ひろパパ YG20A4-12
種♀ 54.0mm B団とも氏  902×546


E1

YG22E1 (3)

YG22E1 (4)

YG22E1 (2)

YG22E1 (1)

トップブリーダーともさんより補強させて頂いたスーパーライン♀のライン。
大量の産卵痕にワクワクしながら割出しましたが…
ない…ない…産卵痕に卵が…ない…
大量の空砲…
こちらも何としてでも採りたいラインですので再ペアリングから再セットを行っています。
とにかく願うばかりです…




YG22E2ライン
種♂ 87.8mm ひろパパ YG20A4-12
種♀ 55.0mm hinamax氏 2001


E2

YG22E2 (2)

YG22E2 (3)

YG22E2 (4)

YG22E2 (1)

こちらはhinamaxさんより補強させて頂いた♀のライン。
14日間で17卵。
hinamaxさん1405から継承される血。
採れてひと安心です。




YG22E3ライン
種♂ 87.8mm ひろパパ YG20A4-12
種♀ 53.0mm ひろパパ YG20C1-02


E3

YG22E3 (2)

YG22E3 (3)

YG22E3 (1)

こちらも空砲・無精卵多数という結果に…
2卵だけ回収しましたが難しそうですね…




YG22F1ライン
種♂ 88.0mm ひろパパ YG20A4-07
種♀ 50.0mm ひろパパ YG21G1-04早期


F1

YG22F1 (2)

YG22F1 (3)

YG22F1 (4)

YG22F1 (1)

こちらはREGAさんより幼虫補強させて頂き、我が家で早期羽化させ組んだライン。
投入直後は反応がイマイチでしたが、15日間で10卵確保。
少し細め、少し柔らかめの材でバラバラにされましたが採れてひと安心。
追加セットに投入しています。
材硬すぎも良くないなぁ…と感じるセットでした。




YG22F2ライン
種♂ 88.0mm ひろパパ YG20A4-07
種♀ 56.0mm ひろパパ YG20C2-11


F2

YG22F2 (4)

YG22F2 (1)

YG22F2 (2)

YG22F2 (3)

実験的に組んだセットでしたが…
やっぱり産みにくかったようですw




YG22F3ライン
種♂ 88.0mm ひろパパ YG20A4-07
種♀ 55.5mm ひろパパ YG20D2-03


F3

YG22F3 (1)

YG22F3 (2)

YG22F3 (3)

かなりの埋戻しがありましたが、こちらも空砲・無精卵多数…
残念ですがこちらのラインは中止します。




YG22G1ライン
種♂ 86.6mm ひろパパ YG20B1-13
種♀ 52.5mm ひろパパ YG21B1-01早期


G1

YG22G1

こちらも期待の早期♀でしたが…
全く卵は見つからず…
同ライン♀(B2ライン)からは数個採れていますし、このラインも中止します。




YG22H1ライン
種♂ 87.0mm ひろパパ YG19E1-02
種♀ 55.0mm ひろパパ YG20A1-03


H1

YG22H1 (2)

YG22H1 (3)

YG22H1 (4)

YG22H1 (1)

2年目♂使用ライン。
10日間で20卵と綺麗に産んでくれました。
2年目使用の♂ですが50g幼虫の種親ですので楽しみです。


以上、18ライン1回目の産卵セット結果でした。




課題と反省点

と、大量の産卵セットを割出しましたが、産卵木を齧っていても、産卵痕を確認しても、割ってみるまではわかりませんw
今年も一喜一憂している産卵シーズンです。

これだけの数の材を割っていると色々と考えますが、課題が多く残る産卵セットとなりました。

1セット目は全て自作植菌材でした。
材の仕込み自体はカビもなく菌も周り予想以上の出来だったかと思います。
ですが、選別した材が少し硬すぎたように思います。
もう少し、ほんの気持ち柔らかい方が♀は産みやすいように感じました。
材を見て、加水加減や仕込み期間をもう少し微調整できれば結果は変わっていたように感じます。
オオクワガタは硬めの材。硬すぎても良くありませんね。
♀が産むところを探し回っていたような材もありましたので、材を見る目をもっと鍛えなくてはいけません。

そして、セット期間について。
いつもはセット投入後、数日にて試し割確認をするのですが、今年は数が多いこともあり3セットのみしか確認していませんでした。
一発勝負!と言いながら材一本のセットに10日~2週間程度放置ですので不発ラインのリカバリーは少し遅くなりました。
採りたい数にもよるかと思いますが、材一本のセットでは2セット目ありきでのスケジュールとセット期間を設定しておかなければいけませんね。

材一本では上手くいけば20数卵採れますが、平均すると10~15卵。
10卵だと少し少ないですから初めから材2本もしくは2回セットにするべきでした。

やはり無難なのは中ケースに材2本のセットを組み、試し割・2セット目ありきでのスケジュールを組むのが一番かと思います。







産卵セット1回目まとめ

自作植菌材1本での1回目の産卵セット割出し結果まとめです。

割出し結果
現在206卵ですが、ダメそうなライン・卵もありますので孵化するまで安心はできませんね。

数ラインは再セットしていますので、いくつか追加できればと思います。



今季も
エンジョイ!
オオクワブリード!!!