2021年度オオクワガタ能勢YG2021年度羽化報告

2021年度羽化報告







2021年度羽化報告

2021年度の羽化シーズンも終わりました。
今年はバタバタと忙しく羽化経過は記事にできませんでしたが、やっと盆休みで体制を整え直し、現在は2本目菌糸詰めに追われております。

羽化時期にはほぼ家におらず、管理が悪くなってしまい羽化不全も多くなってしまいました。
それでも強く羽化してくれた個体もおり、記事に残しておきます。
昨年は4記事にも渡り羽化報告記事をUPしましたが、今年は羽化報告記事はこの記事で終わりです。
最近はブログ更新頻度も減り、どうブログに記事としてまとめればいいのか?分からなくなってしまいました…
結果、どのラインも思い入れのあるラインですので全てのラインを記事に残すことにしましたw
まとめ・総括記事は後でゆっくり書くことにして・・・・


2021年度能勢YG羽化報告です。
想いが溢れてダラダラと書いていたら今年も記事が長くなりました…
読み飛ばしてくださいw



2021年度は産卵にも苦労しました。
当初予定よりも少ないラインになり、採れずに諦めたラインもありました。
幼虫数にバラつきもありますが、最終的にブリードしたラインは以下の通りです。

2021年度ブリードライン

悩みに悩んで組んだラインですからね。


簡単にまとめると、

1本目投入数 123頭
♂数 37頭
♀数 64頭
★数 22頭(蛹で★・羽化後★含む)
計  123頭

となっています。
蛹や羽化後に★になった個体も多々いますが、約18%もの個体を★にしてしまいました。
それに加え不全個体もいるわけですから完品で羽化してきた個体は本当に少ないです…

他にも書き残しておきたいことはたくさんありますので、詳細はまとめ記事にて残しておこうと思います。


6月以来、2021年度ブリードの事は記事にしていなかったんですね…


実は、今年はノギスを新調しようとCDC-P20を購入していました。
ノギス

どちらが使いやすいか?色々試しながら撮影していましたので写真のノギスがコロコロ変わっていますが特に意味はありません。

CDC-P20はクチバシが長くて良いのですが、なんだかCD-20CXに比べると滑りが悪くてやっぱりCD-20CXがいいなと…
顎を全開されるとクチバシの長さが足りなくなりますが…




それでは羽化報告です。
各ラインの代表個体及び、87mmUPの個体を記録として記事に残しておきます。




超美形個体YG21G1ライン羽化報告

まずはG1ライン。

このラインはREGAさんより幼虫補強させて頂いたライン。
4頭の補強でしたが2♂2♀と分かれてくれて、♀は早期羽化させました。

血統背景は抜群。

YG21G1ライン

♂は2頭だけですが強烈に綺麗にかっこよく羽化してきてくれましたのでご紹介。

YG21G1-02
YG21G1-02 (2)

YG21G1-02ラベル

サイズは82mm程度ですが、オオクワガタはサイズだけではないと思わせてくれる最高にカッコいい個体です。
同腹早期♀はYG22F1ラインに使用していますので、どんな個体が羽化してくるか楽しみにさせてくれる個体にテンションが上がりますね。




BIGMAMAブリードYG21C1ライン

続いてCライン。
YG21C1ライン

このラインはNagiさんより補強させて頂いた特大♀を使用したライン。
産ませられるか?不安になりながら産卵セットを組んだ事を今でも覚えていますw

しかし、♂が3頭しかおらず、♀に偏ってしまいました。
♂3頭の内、40gUPは蛹で★に…38gUPは不全に…
このままではご報告ができない…と祈る思いでしたが、最後の1頭が頑張ってくれました。
サイズは大きくはありませんがとにかく1頭、無事に羽化してくれ安心しました。


YG21C1-12
YG21C1-12


YG21C1-12ラベル

まだ仮計測ですが、85mmは超えてくれそうです。

種親♀は58.2mmと大きいBIGMAMAでしたが、ママ似で♀はみんな体重が乗り20gを超える♀幼虫が6頭も出てくれました。
最大♀23.3gは8月21日に羽化していますのでサイズ計測が楽しみです。



50gUP幼虫はどうなったのか!?怪物ラインYG21B1ライン羽化報告

そしてB1ライン。
YG21B1ライン

このライン…
我が家では信じられない幼虫交換経過でした…
4本目へ交換時には40.1g・42.3g・42.4g・46.2g・47.1g・49.0g(3本目50.4g)と40gUPが6頭も出てくれ、期待せずにはいられませんでした。

期待と不安の羽化シーズン…

YG21B1ライン40gUP結果

蛹で掘り出した個体も悪く見えなかったので期待は高まるばかりでしたが、私の管理不足・技術不足でたくさんの★・不全を出してしまいました…


参考計測値ですが、90mmを超えているだろう個体も…


YG21B1-18
YG21B1-18

他にも、40gを超える幼虫からこんな個体も出ています。
IMG_5026
重度不全となってしまいましたが、見たこともない頭の大きさ…

他にも、僅かな尻出や翅凹み…

体重が乗った個体を羽化させることは簡単ではないと分かっていても、まともに羽化をさせる事が出来なかった事を反省するばかりです。

とは言え、もの凄いポテンシャルを持っていることは間違いないので来季♀を使用します。


・・・・悔しい。




2021年度80mm種親から特大を目指すラインYG21D1ライン羽化報告

続いてはこちら。
YG21D1ライン

2021年度 80mm種親から特大を目指すライン。
種親は♂♀共にトップブリーダーさんから補強させて頂いた個体です。
2019年度から行っている”80mm種親から特大を目指す”シリーズですが、今年もカッコいい個体が羽化してくれました。


YG21D1-06
YG21D1-06 (1)

YG21D1-06 (4)
もうめっちゃタイプ。

YG21D1-06ラベル

2022年度は80mm種親を使用しているラインはありませんが、来季この80mm種親からの87.0mmからどんな個体が羽化するか楽しみで仕方ありません。




種親のリベンジを!御本家累代YG21F2ライン羽化報告

*F1ラインもありますが、F1ラインは♂1頭な上、その1頭が不全となりましたので割愛させて頂きます。

初めてB個体を種親として使用したこのライン。

YG21F2ライン
不全個体の種親はどうなのか?
迷った結果、お楽しみラインとして組んだFラインでしたが、レベルUPしたんだと言わんばかりの羽化結果を見せてくれました。


YG21F2-08
YG21F2-08

YG21F2-08 (3)

YG21F2-08ラベル

顎がもう少し伸びていれば…という感じもしますが、40gUPから力強く羽化してくれた事に大満足です。

さらに・・・



YG21F2-13
YG21F2-13 (3)

YG21F2-13 (6)

YG21F2-13ラベル




YG21F2-02
YG21F2-02 (2)

YG21F2-02 (3)

YG21F2-02ラベル
*僅かな翅ズレの為、89.0mmにて管理。



YG21F2-12
YG21F2-12 (1)

YG21F2-12 (3)

YG21F2-12ラベル


ラインとしては体重の割にサイズに出にくく、顎にも長さが出なかった印象がありますがこれだけの大型個体が出てくれたラインは貴重ですし、御本家からの累代ラインで今後のブリードも楽しみです。


2019年度に80mm種親から特大を目指すと組んだラインから90mmB個体。
そしてその90mmB個体から89mmUP。
なんというか…
最高ですね。





マイレコード更新!!YG21A1ライン羽化報告

そして、我が家の2021年度Aライン。
YG21A1ライン
初年度ブリード個体からの思い入れの強いラインです。


4本目へ投入時には5頭の♂でしたが、なんとその5頭全てが40gUPするという大活躍。
想い入れも強いだけに期待も大きく羽化シーズンを迎えました。

5頭だけですので全ての個体をUPします。




YG21A1-14
YG21A1-14 (1)

羽化もうまくいったように見え、期待し、お腹が収まるのを待っていたのですが・・・

YG21A1-14 (2)

お尻が収まることはありませんでした・・・

参考計測値になりますが、軽くノギスを当てた感じでも89mmUPはしていたようです…
ここまできての不全は本当に悔しいですね。



YG21A-15
YG21A1-15 (2)


YG21A1-15ラベル

サイズは87mmを切る個体ですが、A1ラインで一番好みな個体かもしれません。
とにかくよく顎を開いてくれる子です。



そして…



YG21A1-02
YG21A1-02 (3)

YG21A1-02 (1)

YG21A1-02ラベル

最終体重41gからですが、88mmUPが出てくれました。
こちらも顎がもう少し伸びていればという感じもしますが、40gUPから綺麗に羽化してくれただけで大満足です。



YG21A1-13 最終体重42.5g 
は残念ながら蛹で★になってしまっていました…





そして・・・



2021年度最大個体。

今年は♂が少ない上に数多くの不全・★に落ち込みました。

それでも、力強く羽化してくれた個体もいました。

毎年思い入れがある個体・ラインを1番ラインに選定する我が家ですが、1番ラインNo.01の個体がやってくれました。


最終体重43.5g・蛹体重32.5gから。



想いは届く。


YG21A1-01
YG21A1-01 (2)

YG21A1-01 (4)

YG21A1-01ラベル

羽化個体を見ると、若干左に歪んでいるように見えますが、良いんです。
それでもいいんです。

43gという大きな幼虫から、初年度からの累代ラインから羽化してくれた。
それだけでいいんです。

昨年は90mmUPと言えど、翅は凹み顎は歪んでいました。
今年は少しは前進できたかな…

今年の羽化シーズンはかなりバタバタした年になりましたが、全力で楽しめた羽化シーズンでした。

まとまり次第、管理表もUPしておきます。


エンジョイ!!
オオクワブリード!!!