2022年度オオクワガタ能勢YG羽化シーズン



2022年度羽化シーズン


猛烈な暑さが到来していますね…
涼しいブリ部屋(書斎)で久しぶりにゆっくりブログを書き始めたらダラダラだらだらと長くなりました。
なんともまとまりのない記事になりましたが、更新できるときに更新しておきます。
見返してみると、2022年度ブリードのことを記事にするのは4本目への交換の記事(3月更新)以来になるようです…




2022年度羽化シーズン

えぇっと…

例年であれば蛹で数頭掘り出し、数頭の羽化を確認した頃に羽化状況のブログを更新していますが…

バタバタとしているうちに、2022年度個体たちの羽化はほぼ完了しています。

数頭はまだ蛹をしている個体もいますが、羽化ボトルの掘り出しはすべて完了させました。


えぇっと…どこから書こうかな…

今年は早い個体は6月20日には羽化を確認しています。

さて、思い出せるところから、思い出せる限り綴ってまとめていこうと思います。

まずは、今季のここまでのブリード経過。
過去記事より。
羽化ボトル投入時データ比較

2022年度は過去最大頭数でのブリードでしたので♂だけでも107頭。
そして羽化ボトル投入時の40gUPは26頭出てくれました。

ここまでは夢を見てもいいかな…
マイベスト出ちゃうかな…

なんて甘い夢を見ておりました…




そんな甘いはずがないと思いつつも、期待と不安と期待と期待の羽化シーズンです。





大型蛹連発!!蛹化ラッシュ


5月~6月には蛹化ラッシュ。

今年もこの季節が。
ほりほりすと5


蛹化シーズンにはバタバタと怒涛の忙しさでしたが、画像の記録と自身のtweetを見返す限り、今季初の蛹化掘り出しは6月4日だったようです。



大きい幼虫を狙って掘っているわけですが、それなりに整って見える蛹にテンション急上昇!!
で・・し・・た・・・

毎年悩み、迷うところですが、掘らずに自然蛹室で羽化させるのが一番なのか…蛹室が良くない場合もあるので人工蛹室に移したほうがいいのか…はたまた露天掘り…

自分の中での答えは出ている気もしますが…

【触らぬオオクワに祟りなし】

分かっているのに…

今季は掘りすぎました(反省

B1-05

B1-06

C2-17

C3-02

C3-07

C3-08

F1-08

大きい蛹に大興奮し…

代表的な大きな蛹を載せましたが、掘った蛹はこんな数ではありません…

蛹を見ると、例年よりも大型にも関わらず整っている蛹が多いように感じ、期待値は急上昇。

掘った蛹は人工蛹室に移したものや、露天堀りにした個体、自然蛹室に戻した個体と色々ですが、蛹を掘ると羽化が気になって気になって仕方ない日々を過ごしておりました。

今季人工蛹室についても、羽化シーズン早々の不全個体を見たことから急遽変更しました。



いくつかのパターンを試してみています。
人工蛹室1

人工蛹室2

人工蛹室3

人工蛹室の作り方からも何かを得られればと思っていましたが、答えは出ていません…



羽化シーズン到来不全・不全・不全

そんな大きな蛹たちをズラッと並べて迎えた羽化シーズン。

日に日に高まる期待とワクワク感。

からの…

日に日に下がるテンションと深い反省。

大型蛹たちの羽化不全の嵐。

不全個体1

人工蛹室がダメだったのか、ボトルを触ったこと自体ダメだったのか…

ラインや個体の弱さなのか…
1本目の影響なのか…
温度の問題なのか…

私には分かりません。

大型蛹たちの連続の羽化不全。

過去記事・・・
過去記事


ならばと自然蛹室で羽化しているボトルを掘ってみる。

不全個体2

あぁああああああ(涙

今度は完品!?と思っても…

不全個体3

不全個体の画像をたくさん載せるのもどうかと思いますのでこれ以上は自粛しますが、本当に多くの不全を出してしまっています。

思い当たるところは多々あり…

その一つは羽化温度。
2022年度は頭数が多いこともあり、少し昇温を早めてみよう&羽化温度を少し上げてみようと思ったのが大きな間違いだったように思います。
例年より少し早めに昇温をし、羽化温度は例年より1.0~1.5度上げていました。
相変わらずのブレブレ温度ですが、それでも影響は大きかったように思います。

2019年度には低温での羽化や、今年のように高めの温度での羽化等々、色々とやってみましたが我が家では2020年度や2021年度の羽化管理が一番良かったかと思っています。

1頭でも多くの完品羽化をと思っているのは全てのブリーダーさん方が同じだと思いますが、我が家の技術不足…
反省することばかりです。

2023年度は初心に帰り、一つ一つを丁寧に、冒険せずに確実に、何より愛情を持ってブリードしていかなければと強く思った年になりました。


強く!逞しく!完品羽化

そんな上手くいかない我が家の管理でも逞しく羽化してくれた個体も出てきてくれています。

自然蛹室からも
YG22C2-12

YG22D1-13

人工蛹室からも
YG22C2-09

YG22H1-12

管理に失敗している我が家からも逞しく羽化してくれて本当に嬉しく・・・(涙

多くの不全を目の当たりにし、改めて大型個体は限られた貴重な個体なんだと再認識しました。

大型を目指す以上、羽化不全とは闘い続けなければいけないのかもしれませんがあまりに多くの羽化不全を目にすると心が折れそうになる時もありますね…

サイズはそこまで大きくなくとも、自分好みの個体が羽化しているとモチベーションも上がります。
YG22C2-02

YG22A1-13
顎はしっかり張り出し前に延び、お尻はシュッと小さく体表面の綺麗なバランスのいい個体。
そんな個体が好きです。

こんなスタイルで自分の満足いくサイズが出れば最高ですね。

我が家ではなかなか出てこないこんな形状の個体も。
YG22E2-08
2024年度からは今まで以上に形状の事も考え組み合わせを組んでみようと思わせてくれる個体です。

自分の目指す方向とスタンス。
なかなか難しいですが、最優先項目は【エンジョイブリード】

我が家なりに長く楽しめる方法を今後も模索していきたいと思っています。





掘ってビックリ!!思わぬ羽化

そんな羽化シーズンを終えた我が家ですが、♀ボトルの掘り出し中に思わぬ個体が…

掘って確認した時には本当にびっくりしました…




YG22B2-08

雌雄同体モザイク個体。

残念ながら下翅は落ち上翅もボロボロになってしまった不全個体ですが、頭部はハッキリと雌雄分かれ顎も完全に違うものになっています。

稀にこういう個体が羽化するようですが、確率でいうと何万分の1とか・・・・

まさか今年の我が家の羽化個体に出るとは思ってもいませんのでとにかくビックリしました。

とても興味深く、マジマジと観察しています。

羽化不全でしたがこの個体は元気に動いていますので後食して長生きしてほしいと大切に飼育していくつもりです。



そんなサプライズもあった2022年度羽化個体掘り出しも完了しました。

掘り出した羽化個体は場所を移動してもらい、2023年度幼虫を予備棚から定位置の管理棚へ移動しました。
昨年の1本目の失敗を繰り返すまいと予備棚にも少し改良を加えていましたが、移動する時期も昨年より少し早くできましたので今季はしっかりと食べてくれる事を願うばかりです。
2023ボトル


2本目への交換までは少しありますので、固まった個体から2022年度羽化個体の本計測をしていこうと思っています。


ダラダラと内容もまとまりもない記事になりましたが…

エンジョイ!!
オオクワブリード!!

来年は卒業する!w
ほりほりすと