2022年度オオクワガタ能勢YG羽化報告

2022年度羽化報告



猛烈に暑い日が続いています。
皆さん体調いかがでしょうか?
熱中症対策をしながら今夏も楽しみたいですね。
私は変わらずバタバタしていますが、この暑さの中でも休日は外で趣味を楽しんでいます。
IMG_5812
クワカブ釣り部 コミュニティ / Twitter

ブログ更新の頻度も内容も段々と減って薄くなっていますが、1年のブリードの集大成ですので内容は薄いながらも更新しておきます。

羽化で大興奮し羽化報告記事を何本にも分けてUPした年もありますが、気力と時間がないので今年もこの記事にて羽化報告を完了します。

全て確定次第(8月中旬〜9月上旬)管理表も更新UPする予定です。




羽化を終えて…

2022年度の羽化掘り出しも完了し、現在は計測待ちの個体が多く待機しています。
羽化から1ヶ月以上経過している事を確認できた個体から順次本計測をしています。
7月中旬に掘り出した個体が多く、掘り出した時点で羽化済みの個体は8月中旬〜下旬にかけて計測・確定していきます。
(♀計測に限っては今年も0.5㎜刻みでの計測数値)

今年の羽化はどのラインがどのような傾向を見せるのか?注目してみていましたが、不全の多さに肩を落とす日々の羽化シーズンでした。




前回記事にも書きましたが、
掘っても掘っても羽化不全。
人工蛹室に移し、ワクワクしながら帰宅後すぐに確認するも下翅落ち。
期待していた体重が乗った幼虫達は壊滅的です…

重度不全も多く、参考計測値すら取れない状態。

羽化ボトルの管理を完全に失敗しているように思います。
昨年より羽化を少し早めた影響もあるかもしれません。
もう少し良い環境で羽化させてあげれば、あと数頭…あと何%かの個体はうまく羽化できたのではないか?
そんな事を考えていた羽化シーズンです。

翅パカで左右の上翅にジョウを当てれませんが、参考計測値では完品羽化していれば90mmを超えていたであろう個体も数頭出ていました。
YG22F1-09

毎年恒例のタラレバを言っても今更どうにもなりませんが、避けては通れない不全との戦いはまだまだ続きそうです…

今年は蛹で掘り出した個体も多かったですが、幼虫体重からの蛹体重の目安、蛹体重からの羽化サイズも本当に参考程度にしかならないと感じた羽化シーズンでもありました。


2022年度能勢YGブリード羽化報告

羽化報告といってもまだ計測待ちばかりですが、後述する2022年度最大個体の本計測が完了しましたので昨年より1ヶ月ほど早いですがこの記事をもって羽化報告記事とします。

それでは計測完了した個体を数頭ご紹介します。

まずは、6月21日に羽化を確認した個体。
最終体重40gから綺麗に羽化してくれました。

YG22F1-08 89.9㎜
YG22F1-08 (8)

惜しい・・・
何とも惜しい・・・
僅かに90㎜には届きませんでした。
仮計測では超えていたのですが縮んで大台は切ってしまいました。
それでも不全の嵐の中、逞しく羽化してくれたこの個体は我が家にとって貴重な個体となりました。

管理カードはこちら。
YG22F1-08
1本目を大失敗した我が家は10g台の小さな幼虫を連発したわけですが、この個体は1本目から30gを超えていました。
ここだけ見ると、やはり1本目からしっかり食べさせて健全に成長させないとダメなんだと感じます。

血統背景はこちら。
YG22F1ライン
種♂は我が家の代表個体875からの累代。
ラインとしては♂最大個体ではありませんが、幼虫も種親も2番手がいつも活躍しているように感じます…
種♀はREGAさんより幼虫補強し早期羽化させた♀。
幼虫補強より狙って早期羽化させ組んだラインでしたが見事に活躍してくれました。
早期♀ということもありますが、♀はやはり大きさではないような気がしてます。


個体画像です。
YG22F1-08 (4)
この個体は露天堀りにて羽化しましたが、綺麗に羽化してくれてなかなかカッコいい個体です。


やはり1本目の管理失敗の影響で、1本目でしっかり育つことができなかった個体は羽化で躓くのか…
1本目の管理が全てだったのか?なんて振り返り考察をしていましたが…
一概にそういうわけでもなく…

2本目への交換時には12.0gだった個体。
YG22C1-05
(サイズ確定前 87㎜前後)
羽化ボトルに投入時には40.0gまで成長し、一気に追い上げてきた個体です。




めっちゃ綺麗に羽化してくれてますw
YG22C1-05
元気すぎて写真が撮れないくらいw

なんなら2本目への交換時10gだった個体も無事に大きく羽化してきていますし、上記の個体のように2本目への交換時に30g程度あった個体でも普通に不全で出てきます。
もちろん羽化管理の悪さが原因での羽化不全もあるかと思いますので、総括してみると1本目の影響というよりも羽化ボトルの管理だったのかな…と。


次はこちら。

YG22G1-01 88.0㎜
YG22G1-01 (2)
(僅かな翅ずれのため88.0㎜にて管理)

顎はそれほどストレートではないものの、88㎜を超えてきてくれました。

こちらの個体は1本目の管理不足から成長が不安になり1ヶ月づつのボトル交換、5本返しでの個体です。
YG22G1-01
種♂86.6㎜(YG20B1ライン)は我が家の代表個体ラインYG18A2ラインのインライン個体です。
似たような形状傾向が出てきてくれればと思っていましたが、おじいちゃんとは似ていませんw

種♀YG21B1ラインは50g幼虫同腹個体。
次世代でも活躍してくれると嬉しいですね。

YG22G1ライン



まだまだ紹介したい個体はたくさんいるのですが…

こんな感じで1頭づつ紹介していくととんでもなく長くなりそうですのでw残りは本計測次第、順次tweetにて紹介していきます。(今はXか…)
ひろパパ(@hiropapa01) / Twitter




状況だけお伝えしておくと、
90㎜を超える個体は最大個体以外にもう1頭出るか出ないか…
89㎜程度の個体が2~3頭
88㎜程度の個体が6~7頭
そんな状況です。




それでは2022年度最大個体のご紹介です…








もうたぶん超えられない…マイベスト更新

いや、ビックリです。


ビックリしました。


こんな不全の嵐の中、マイベストを更新できるとは思わないじゃん。


じゃん…


昨年までのマイベスト。
YG21A1-01 (2)
昨年羽化のYG21A1-01 90.4㎜。
今年の種親です。


このマイベスト個体を超えることはできたのか・・・


とにかく触らずに、弄らずに…


そ~っと覗くw


元気。


今日も元気。


尻収まれ!


今日も元気。


もう少し頑張れ!


今日も元気。


これ、でかくない?



と、とにかく毎日のようにそ~っと覗きw、次第に尻は収まり、黒く固まりました。


もったいぶってすいません。





ビックリです…






YG22C2-17 92.9㎜
種♂90.1㎜ YG20C2-10
種♀56.0㎜ アトム氏2003-01
YG22C2-17 (4)


え?


なんですかこれ?


え?


デカすぎて焦ってます…

目を疑い何度も測りました。

体重上位の幼虫たちが壊滅的な中、奇跡の1頭と言えるでしょう。

最終体重は46.1g。
YG22C2-17

マイべストを2.5㎜更新…

本当ですか?これ…





YG22C2-17


元気すぎてあまりしっかり写真を撮らせてくれませんが。
YG22C2-17 (6)

種親を補強させていただいたアトムさんには本当に感謝致します。
素晴らしい種♀をありがとうございました。





今年も神長さん店長日記に掲載して頂きました。
素晴らしい菌糸を提供くださりありがとうございます。




2022年度も素晴らしい種親を補強させていただき、Twitterやブログ、オフ会等たくさんの方と交流させていただきブリードを楽しむことができました。

うまくいかなかった1本目から、急成長の2本目、昨年とは少し変えた冬温度や期間、一喜一憂した羽化シーズン。
1年を通してその時その時を楽しみ、最後にはマイベストを更新することができ言うことはありませんね。

2023年度も変わらず全力で楽しんでいこうと思います。


エンジョイ!
オオクワブリード!!