2023年度オオクワガタ能勢YG3本目への交換完了

2023年3本目への交換




先日の『大鍬形フェスティバル』にはたくさんの方にご来場頂き本当にありがとうございました。
初めての経験に至らない点も多々あったかと思いますが、我が家から個体をお迎え頂きありがとうございました。
たくさんの方とお話しさせて頂き有意義で楽しい時間を過ごさせて頂きました。
本当に感謝致します。



また、つい先日の新横浜NFにも参加させて頂き、素敵な時間を過ごさせていただきました。
交流させて頂いた皆様、本当にありがとうございました。


それでは我が家の2023年度能勢YGブリードの3本目への交換です。




3本目への交換を終えて・・・

我が家の2023年度能勢YGブリード。
♂だけですが、ダラダラと行っていた3本目への交換が終わりました。

今年はお試し産卵からの幼虫もいるので3本目ボトルへの投入が早い個体は9月24日。
最後に交換したボトルは12月13日。
実に81日間をかけてダラダラと交換してきました。
以前は投入から85日!とか90日!とか決めて、なるべく決めた日数前後10日以内での交換をと進めていた時期もありました。
日数を決めたところで、個体による喰いの違いやボトルの劣化具合も違うわけで…
いつの間にか投入期間は気にしなくなりましたw
”気になった時が交換のタイミング”ですw。

交換前のボトルを眺めていると、例年よりも食痕の出が激しく、劣化してしまったボトルも多々。
2本目の詰め方は例年とさほど変えていませんが、2か月経過する頃より『これは早めに交換した方がよさそうだ…』と準備を始め交換を開始しました。

交換してみると、既に交換時期が遅かったようなボトルも、劣化が激しいボトルも例年よりも多い…ですが、見事に体重が乗った幼虫が出てきてくれる状況に驚いています。

今まで自分なりに”良い”と思っていた状況は実は幼虫にとっては良くなく、”悪い”と思っていた状況が”良い状態”だったのか?
またまた答えが分からない状況になっています。
種親も違えば、毎年の管理も全く同じにはならないオオクワブリード。
理想の管理ができた年の再現するのはなかなか難しいですので、経験値から毎年の状況を見極め、できる限りの柔軟な対応ができるスキルを身につけたいところです。

これから迎える冬温度の管理と羽化シーズンの管理。
無計画で管理目標もまだ決めていない状況ですが、行き当たりばったり…その時を楽しみながら羽化シーズンまでしっかり管理したいところです。

早めに交換したボトルは9月に3本目へ投入ですのでもうすぐ3か月…
そろそろ4本目へ交換しないとと思っています。
今季も4本で羽化させる予定ですが、ボトルによっては5本羽化も予定しています。



そんな交換の早いボトルの4本目への交換からは…

過去最重量の幼虫が出てきました…

YG23Z1-06
種♂90.4mm YG21A1-01
種♀56.0mm YG21F2-22
2023.05.14 2令
2023.07.22 33.9g
2023.09.24 47.6g
2023.11.26 50.6g


幼虫体重マイレコードです…
もうとにかくビックリしました。
振り返ると約2か月ごとの交換になっています。
”気になった時が交換のタイミング”…ですので狙いも何もありませんw
このまま羽化へ向かえばなかなか厳しいかと思いますので、何か…何か変化をつけてみようかと思っています。

こんな大興奮も交えつつ進めた3本目への交換。
我が家では信じられない驚愕の結果となりました…




驚愕の3本目への交換

投入期間もバラバラですのでデータとして見るにはイマイチ比較しようがありませんが、あくまでも『3本目へ投入時』ということでまとめています。

いや…ね…

毎年期待を込めて組むラインですからどのラインも楽しみなんです。
でもその中でも特に!というラインがA1ライン、いわゆる1番ラインになるわけですが…



すんごいの!w



A1ラインから40gUPが出てホッと…

おおぉ!2頭目が!

やったぁ!!3頭目!!

え?4頭目!?

ウソ…

え…

という2023年度我が家のA1ラインの交換結果です...


YG23A1ライン
種♂90.4mm YG21A1-01
種♀52.0mm tamushin氏22YGD2-02
3本目への交換結果
♂頭数 19頭 ★ナシ
40gUP 15頭(78.9%)
幼虫Ave. 41.5g
最大幼虫 48.4g

なんですか…これ…

2023年度A1♂

こんなライン我が家で見たことがありあめふぃあお。
ちょ、、うまく言えないw
こんなライン見たことがありません。。。
ウソだと思いますよね…私もウソだと思ってます…いまだに…

掘っても掘っても出てくる40gUPにただ驚くばかり…

tamushinさん早期♀のパワーが大活躍してくれていますが、以前にブログでご紹介したように、とにかく思い入れの強いA1ライン。

そのラインからこんなにも大きな幼虫がたくさん出てくれていることに驚くとともに大興奮です。

A1ライン管理表をこちらにも載せておきます。
YG23A1管理表

1ラインから15頭の40gUP。
MAX48.4g。

このウソのような訳が分からない経過に理解が追い付いておりません。




このラインだけ爆発?
その他のラインはどうだったのかって…





データまとめ

どこからでも出てくる40gUPに唖然…


本当何でしょうか?
本当なの?

2023年度♂3本目への交換まとめ
12ライン中、11ラインから40gUPが出現…
ウソでしょ…

♀ボトルはまだ数頭しか交換しておらずデータに反映させていません。

見にくいので♂データだけ抽出。
2023年度♂3本目への交換まとめ3


どのラインからも40gUPが出てくれ大興奮の3本目への交換。

ただ、今年は少数ラインや♂が少ないラインもありますのでMax体重だけではなんとも…

♂1~3頭だけのラインではAve.もそこまで参考にはならないと思いつつ…
A1ラインの♂19頭いる中でのAve.41.5gは変態じゃないかと…w

同種♂90.4mmを使用したZ1ラインからは4本目でMax50.6gが、A2ラインもAve.39.1g…
大いに期待を込めたYG21A1-01が大旋風を巻き起こしてくれています。

ライン別の40gUP頭数です。
ライン別40gUP頭数



A1・A2・B1・B2・B3・B4・Z1ラインは全て2021年度A1ラインの個体ですが、2021A1ライン♂を使用したラインから40gUPが28頭出ていることになります。


体重別比率では…
2023年度♂3本目への交換まとめ2
36/73で40gUPが49%…

え?49%…?

はい?

底上げができているという事じゃない気が…


過去データで今年の状況を把握してみます。

過去データとの比較

昨年の低温管理での失敗は参考にならないとしても…
2021年度羽化個体メインの2023年度、MAX体重もAve.も40gUP頭数も過去最高の幼虫体重となっております。

ブリードを始めてもう数年経ちましたが、だんだんと細かい温度は気にしなくなり、ボトルを気にもせず釣り三昧。
試行錯誤もあまりしなくなり、なるようになれば~なんて楽しむだけの本当のエンジョイブリード。
正直、過去最高に細かいことを気にしなかった年のように感じていましたが…

まさに感覚ブリードの2023年度ですが、とにかく驚愕しています…

これから♀ボトルも交換を行い、♂ボトルは4本目へ。
そして例年通りの7月頃の羽化を目指す予定ですが、今年はどんなドラマが待ち受けているのかという期待感と、それ以上の不安。
昨年の不全の嵐が思い出されます…

軒並み不全という結末を迎えないためにも何か工夫せねば…と思いますが、何をどうしたら…と結論は出なそうですので羽化まで感覚ブリードで突っ走るつもりです。

とにかくビックリした2023年度3本目への交換でした。


それでは恒例の幼虫画像をズラッと並べておきますw


エンジョイ!
オオクワブリード!!



幼虫画像

YG23A1-02

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YG23A1-25


YG23A2-01

YG23A2-03

YG23A2-10


YG23B1-04

YG23B1-15

YG23B2-01

YG23B2-04

YG23B2-09

YG23B2-10

YG23B2-13

YG23B3-03

YG23B3-05

YG23B4-04

YG23C1-07

YG23C2-04

YG23D1-03

YG23D1-09

YG23D1-10

YG23X2-03

YG23Z1-04

YG23Z1-06(3)