2024年度オオクワガタ能勢YG産卵セット状況把握と絶望と期待と決断と迷い



2024年度産卵セット





波乱の幕開け状況把握と絶望と期待と決断と迷い


今季は産卵セットのブログ記事を更新していませんでしたが、しっかりとスタートはしております。



2024BreedLine


以前は更新できていたブログも今では気合を入れなければ書けない状況に、余裕がないんだな…と反省していますが、当分は状況が変わらないような気もしています。

Xは隙間時間でポストができますので最近はXばかりです…


気合十分でキャパオーバー覚悟で臨んだ産卵シーズンです。


近況はXにて大騒ぎしながらつぶやいていますが、現在の状況把握と整理のために記事を書いています。

えぇっと、どこから書こうかな…

記録の為にも産卵セット組みから現在までの状況を書き綴ってみます。


今季の産卵セットは自作植菌材を中心に例年通りの小ケースに材1本セットです。
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どれも期待の産卵セット。
材のストックは十分。
どうせ気になって仕方がないのでボロボロになる前にどんどん材を入れ替えるスタイルです。
いつも通り自作温室へ詰め込みました。
入りきらないものは室温管理棚へ。

投入直後から常に覗きに覗きまくって様子を見ていましたが、スタートは順調。
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どのセットも投入直後から材を待ってましたと言わんばかりのロケットスタートのような齧り方。
早期♀が材を齧っていないのが気になりましたが、ただでさえ多いライン数…
これはキャパが…
なんて心配するほどのスタートでした。

いつも通りの投入から2~3日での試し割確認。
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あ…
たぶんこれキャパオーバーだわ。
産み過ぎる…

なんて気楽に待つこと1週間。
ロケットスタートをした♀達に齧られた材は1週間もすれば…
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このような材はどんどん交換して割出していきます。

が…

が…

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卵がないんです。

いやいやいや…

まだこれからだし。

お!
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ほらほら~
あるじゃんあるじゃん。

なんて約1年振りの卵観察。
ん…

これは…

久しぶりに見たからかな…



とにかく怪しい卵ざぁっくざく。

割出しても割出しても空砲・無精卵の嵐…



期待していた92.9mmを使用していたラインから様子を見ていましたが、何だか怪しい雰囲気。

いやいやいや。
17ライン組んでるんです。

良い悪いはもちろんあると思っていますし、結局最後は帳尻合うでしょ?
合うんだよね?
合う…



17ラインも組んだのに割っても割っても無精卵しか出てこないこの信じられない状況を想像できますでしょうか…
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もう全ての卵が怪しく見え、健全な卵が採れるイメージも持てず、全てを投げ出したくなるような現状。

そんな状況の中、連日の割出しを行っていると…

何これ…
でけぇ…


無精卵を見過ぎた私は有精卵の膨らんだその大きさと張りにビックリ。

そうだよ。
これだよこれーーーー!

もう有精卵なんて採れないと思ってた(涙


しかし、92.9mmを種♂に使用したラインからはいまだに有精卵は採れず。
他の♂ラインも無精卵多発。

17ラインも組めば必要数に到達することは難しくない…なんて考えていた当初。

こんな状況に割出しをしながら色々なことを考えていますが、どこまで産卵セットを粘るのか?
とても悩んでいます。

Cラインに関しては6♀全てから有精卵が採れていないことからも♂側の問題か…と考えています。

例年と同じ温度。
例年と同じ環境。
使用マットもケースも保管場所も同じ。

材の良し悪しによっての産卵数の違いはあるかと思いますが、材は自作植菌材が原因かとホダ木を使用しても結果は同じ。

ペアリング不十分?
6♀全てがペアリングが原因での無精卵とは考えにくい。

仮に温度がブレていたとしても、なにより早期♀以外は全て産卵行動を起こしていますし、産卵数は相当なもの。

♂の成熟不足?
これは分かりませんが、否定はできません。
かといって、ブリードは1年以上に渡ってスケジュール管理をして行いますので♂の成熟を疑い2か月、3か月待ってブリードをスタートすることは管理の面でも現実的ではありません。
仮に8月に卵が採れたとしても、1本目を9月に投入し春に冬温度管理をすることは我が家では不可能です。

いわゆる種確認(その♂から有精卵が取れている事)が1♀からでもできていれば再ペアリングの有効性はあるかと思いますが、現状ではあまり有効であるとは思いにくい。

それでも何♀かは再ペアリングを行い産卵セットへ投入しています。

色々と考えましたが、92.9mmのライン(YG24Cライン)に関しては現在組んでいる産卵セットにて有精卵が採れても採れなくても終了しようかと思っています。
その他の無精卵しか採れていないラインも同様です。

素晴らしい種親♀をお譲り頂いたブリーダー様、本当に申し訳ありません。
期待を込めて産卵セットを組んでいますが、私のスキルではなす術がなく…
悔しい気持ちしかありませんがご理解頂ければと思います。
本当に申し訳ありません。

ですが、現在の構想では来季、全く同じ組合わせにてリベンジチャレンジを使用かと思っています。
♂の成熟不足が原因ならば来春には十分でしょう。

期待を込めてのメインラインとして6♀を掛けたラインが期待できない状況は本当に悔しいですが、生き物故に予想ができない部分はありますし、それもブリードですね…

私の考えが及ばないところの原因があるかもしれませんが今は分かりません。
来年は違う事を試そうかな…なんてイメージもすでにしていますが今まで通りの行き当たりばったりのブリードになりそうです。

という事で、一気に6ライン以上が絶望的…

そんな我が家の救世主として…
2023年度ブリードにおいて強烈な経過を見せてくれているYG23A1ラインに再登板してもらうことにしました。
YG23A1ライン
YG23A1


まだ羽化結果は分かりませんがこのペアの経過は凄まじいものがありますし、無精卵の心配はありませんので期待したいところです。
産ませられるかが問題です…
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いってらっしゃい!!!


という2024年度産卵シーズンの現在です。

現在までの状況をまとめておきます。


2024.05.11現在産卵状況

現在の状況は17ライン中、有精卵の希望が持てるラインは6ラインのみ。
ただ、その6ラインの中にも無精卵が多くみられ孵化するまで分からない状況です。
現在までに孵化確認ができているのはG2ラインの1頭のみ…

追加ラインはZ1ラインとしています。(期待を込めての100卵入力)

さて、2024年度はどんなブリードになるでしょうか…
またブリードラインが確定次第、ブログにて記録を残していければと思います。


完全に採りたいラインでのブリードとはいかず悔しい気持ちは残りますが、採れたラインでブリードを楽しんでいこうと思っています。

エンジョイ!
オオクワブリード!!!







各ライン産卵セット詳細


産卵セット状況
各ライン詳細載せておきます。

A1

A2

A3

B1

B2

C1

C2
C3

C4

C5

C6

D1
D2

E1

F1

G1

G2

Z1