2023年度オオクワガタ能勢YG羽化報告






2023年度ブリード羽化報告




ブログをもっと更新したいのになかなか書く時間が取れません…


あっという間に羽化シーズンも終わり、夏の終わりも迎えようとしています。
既に2024年度の2本目への交換も始めており、このままでは羽化報告記事も書けずに過ぎて行ってしまいそうですので慌てて記事を書き始めました。

2023年度羽化個体については先日開催された『大鍬形フェスティバル』にて我が家から多数お迎え頂き多くの個体が旅立っていきました。
たくさんのご来場を本当にありがとうございました。

IMG_0391



羽化経過はXにてポストをしていましたが、忘れないうちにこちらにも羽化記録も残しておきます。
ブログ更新頻度が低く、綺麗にまとめることもできなくなりました…







羽化シーズン振り返り

2023年度の羽化シーズンでは特に管理方法を変えていません。
相変わらずの幼虫任せのブリードです。

少しだけ変わったことといえば、蛹で掘出すことを少し控えたことでしょうか…
なかなか時間が取れないこともあり、多くの個体を羽化後に掘出しています。
掘出しの様子はXにてUPしていました。


蛹で掘出すと、羽化まで落ち着かず、いつ羽化するのか?無事に羽化できるのか?気になって仕方ありませんし人工蛹室での羽化に自信もありませんので、我が家は羽化まで個体任せのブリードが合っているように感じます。
人工蛹室での羽化での不全は、少なからず『人工蛹室に移したことで不全になってしまったのではないか?』と思ってしまうところもありましたので、自然蛹室での羽化は諦めがつくというか…
もちろん、自然蛹室の様子があまり良くない個体では『人工蛹室へ移してあげたらうまく羽化できたのでないか?』と考えることもありますが…

2024年度も様子を見るための少数の掘出しに抑え、自然蛹室でいかにうまく羽化させられるか?というブリードをしようと思っています。

羽化結果を見ると、昨年よりも羽化率は良くなっているように感じます。
が…
我が家の管理での最終体重からの羽化サイズへはなかなか繋がっていないように感じています。
本来その個体が目指していた羽化サイズに必要な体重よりも太らせすぎてしまったが、個体は本来の羽化すべきサイズで羽化してきたのか?よくわかりませんが、特別に抜き出るような個体は出てきていません。
最終体重42gから86mm程度の個体や、最終39gから88mmの個体が出たりと、思うようにはなかなかいきませんね。
後者のような個体が多く出るブリードを目指せればと思いますが、どうすればいいのか…全く分かりませんw

もう一つ感じた事…
大型サイズを目指しブリードし、大きな個体が出たとしても、やっぱり”カッコいい!!”と思える個体でないと何だかパッとしません。
大きな個体が羽化したことはもちろん嬉しいのですが、自分好みの形状で羽化させたいという気持ちが昨年よりも強くなったような気がします。
大型サイズを目指すブリードでは種親個体もそれなりに大きく羽化してきた個体を選定していますが、サイズばかりに拘り過ぎると自分が目指していた形状での大型個体へは遠回りになってしまうと…
以前はカッコいい!と思える個体は86mm~87mm程度までだったように感じます。
それ以上のサイズの個体は多少の無理を感じたというか…
今年の羽化個体を見ていると、87mm~88mmでもカッコいい!と思える個体が羽化してくれましたが、サイズには出たけど何だか納得できない個体も多くいます。
この後に目指すブリードはサイズのマイベストではなく、88mm以上での自分が納得できるスタイルの個体ではないかと。
自分好みの顎形状、歪みのない均整の取れた体表面の綺麗な個体。
2025年度ブリードの種親選定はこれからですが、そんなことも考えながら選定していこうと思っています。
羽化個体



大型を目指すブリードでは羽化不全を0にすることはなかなか難しいのかもしれませんが、今年も不全を多数出してしまいました。
重度不全もいますが、下翅だけ収まらない個体や尻だけ僅かに収まらないとか…
本当に悔しい個体も多く出ています。





少しでも不全を減らし、元気に羽化してくれるようブリードしていきたいですが、大型を目指す以上ずっと悩むことになりそうです…



前置きが長くなりましたが…



2023年度オオクワガタ能勢YG羽化報告


2023年度羽化個体をご紹介させて頂きます。

1頭ずつ全てをコメントを付けてご紹介させて頂きたいところですが、それこそ冬になってしまいそうですので88mmUP個体を並べます。




YG23D1ライン
少ない頭数のラインの上、羽化ボトルまで残ってくれた♂は5頭のみでしたが88mmUPが2頭出てくれました。
♂親・♀親ともに三代祖は御本家yasukongさんの血統背景です。
ゴツく迫力ある個体が多い印象です。

YG23D1-10ラベル

YG23D1-10 (3)



YG23D1-03ラベル

YG23D1-03 (1)




YG23C1ライン
♂親は80mm種親から特大を目指すラインから羽化した87.0mm。
幼虫時の体重こそ特大幼虫連発とはいきませんでしたが、さらに親越えをしてくれました。

YG23C1-05ラベル

YG23C1-05 (2)




YG23A2ライン
産卵シーズンでは苦戦をし、なかなか有精卵が採れずに粘りに粘って採ったライン。
諦めないでよかった…
このラインは次世代が本当に楽しみになりました。

YG23A2-11ラベル

YG23A2-11 (1)




YG23B2ライン
羽化結果を見ると安定感のあるとても優秀なラインとなりました。

YG23B2-19ラベル

YG23B2-19 (2)



YG23B2-09ラベル

YG23B2-09 (2)



YG23B2-01ラベル

YG23B2-01 (1)




YG23A1ライン
怒涛の幼虫体重経過に羽化がどうなるかと不安でしたが、羽化まで最高に楽しませてくれました。
思い入れのあるラインだけに喜びもひとしお。
我が家のメインラインへとなっていくかと思いますが、次世代では自分好みの形状を狙うような組み合わせができたらと思っています。

YG23A1-04ラベル

YG23A1-04 (1)



YG23A1-10ラベル

YG23A1-10 (2)



YG23A1-03ラベル

YG23A1-03 (4)



YG23A1-23ラベル

YG23A1-23 (1)



YG23A1-16ラベル

YG23A1-16 (1)


昨年に引き続き90mmUPの個体が羽化してくれました。
同年同ラインでの複数頭の90mmUPは初めてですので大興奮の羽化シーズンとなりました。
1年かけて飼育した個体たちの無事羽化は本当に嬉しく、2023年度も楽しくブリードすることができました。




2023年度ブリードデータ



2023年度も羽化が終わり、ブリードデータをまとめ管理表をUPしてあります。

PC:2023年度管理表
スマホ:2023年度管理表


簡単にですが2023年度の40gUP幼虫のデータもまとめてみました。
羽化データ

昨年よりは良くなった?ような気もしますが、羽化サイズとの関係性もありますのでデータをそのまま読み取るのはなかなか難しいところです。

最近ではまとめたいデータもなかなかまとめる時間が取れず、つい事務的なブリードになってしまう事が良くないなぁ…と感じていますので来年度は少し減らしたい(たぶん)

データとしてまとめてみたい事も多々ありますので時間が取れ次第少しずつまとめていこうと思います。


以上、
2023年度ブリード
~完~


エンジョイ!
オオクワブリード!!